4月10日からの3日間、本学科3年次生の大江さんが脚本担当として参加したカリフォルニアロール✕劇団くるめるシアターの作品『プレイバック!』が、早稲田大学の戸山キャンパスで上演されました。

大江さんは本学科発行の文芸誌『文藝工房』の編集委員であり、有志の創作グループでも積極的に作品を発表しています。
『プレイバック!』は、閉店間際のビデオ屋を舞台に記憶と変化を描くオムニバス形式の戯曲で、昨年の夏から執筆を始めたそうです。
稽古開始後はこまめに映像を確認しながらフィードバックを重ね、公演直前まで細かく脚本に手を入れていったとのこと。
客席で上演を見届けた大江さんに、いまの気持ちと今回の経験を振り返っていただきました。
「自分の作品だけど自分の作品じゃないような、不思議な感覚があります。右も左もわからないなか、脚本が劇として形になっていく過程でたくさんの人の手をお借りしたのですが、決して一人では完成できなかったという想いがどんどん強くなっていきました。いまは、ようやく送り出した、という気持ちです。
劇の終盤にダンスの場面があるのですが、その曲がかかった瞬間に、『ああ、終わった』と深い感慨と言いようのない達成感が湧いてきました。これは、一人で小説を書いているときには得難い感覚だったと思います」

大学の枠を飛び出し、他大学の学生と1つの演劇作品を作り上げた大江さん。
今回の実り多き経験を活かして、次にどんな作品を生み出してくれるのか楽しみです。