北欧学科がミニセミナー「わたしとフィンランド語」を開催しました

文化社会学部北欧学科では7月14日に、湘南キャンパスでミニセミナー「わたしとフィンランド語」を開催しました。大学で培った専門知識を生かして活躍する本学科の卒業生の経験を聞き、学生たちの言語学習の動機づけや将来のキャリア選択につなげてもらおうと、柴山由理子准教授が企画したものです。フィンランド在住の翻訳家・梶田寛乃さん(大学院文学研究科2016年度卒)と真柴奏さん(文学部北欧学科19年度卒)を招き、柴山准教授とフィンランド語科目を担当する山川亜古非常勤講師の4名による座談会形式で実施。フィンランド語を学ぶ約30名の学生が聴講しました。

柴山准教授がファシリテーターを務めたセミナーでは初めに、梶田さんと真柴さんがフィンランド語で自己紹介。フィンランド語を学び始めた経緯や学生時代に取り組んだ研究内容、留学の経験などを語りました。その後は、事前に学生から寄せられた質問をもとにディスカッション。フィンランド語の学習方法を問われると、現地で保育園のスタッフとしても働いている梶田さんは、「まず文法書を使って基礎を身につけ、留学後は友人との会話や読書を通して語彙を増やしました。スポーツが好きなら実況を聞いてみるなど、自分が好きな分野と言語学習を結びつけると勉強を続けやすいと思います」とアドバイスし、日ごろ使用している単語帳アプリも紹介しました。また、トゥルク大学大学院で言語学を学び、現在はトゥルク応用科学大学でビジュアルアートを学ぶ真柴さんは、「北欧学科生時代は就職と進学とで悩んでいましたが、現地の大学院への進学が諦められず、思い切って就職活動を途中でやめました。大学院の合否発表は卒業直前でしたが、進学してよかったです」と振り返りました。さらに、2人が翻訳を手掛け、秋ごろに出版予定の書籍についても紹介。それぞれの書籍のあらすじをはじめ、翻訳にあたってフィンランド特有の文化や表現を日本語で伝える難しさを語っていました。また、梶田さんと真柴さんは本学科の開講科目「フィンランド概論」でも登壇し、現地での生活を語りました。

参加した学生たちは、「卒業後は日本と現地をつなげるような仕事をしたいと思っているので、先輩の話を聞けて学習のモチベーションになりました」「フィンランド語を聞き取れて、日ごろの学習の成果を感じてうれしかった」と話していました。