今年度、ヨーロッパ・アメリカ学科では、4名の4年次生が教育実習を行いました。入学初年度からこれまで、教職や教科に関する科目の履修を続け、教育実習、事後指導を終えて迎えた最終学期では水曜日1時限の「教育実践演習」の履修を残すのみとなりました。
母校の中学校で実習を行った4年次生の生形颯斗さんが教育実習報告を寄せてくださいました。最後までがんばった仲間たちと共に、卒業証書と教員免許状を手にする日まであとわずかです。
6月17日から3週間、母校である川崎市立向丘中学校で教育実習を行いました。担当教科は社会科で、3年生のクラスを受け持ち、授業では「現代の日本と世界」の単元を担当しました。事前の打ち合わせで最高学年である3年生を受け持つことが知らされ、高校受験を控えている生徒たちに授業をすることへの責任とそれに伴う不安を強く感じました。その一方で、教育実習に対する意識が切り替わったタイミングがこの時であったと感じています。

実習中は毎日の朝の職員会議への出席から始まり、朝と帰りのホームルーム、授業、給食、清掃、部活動と、生徒たちとたくさんの場面で関わりながら過ごしました。給食後にはグラウンドで生徒たちと球技をしたりワールドカップの話題で盛り上がったりすることもありました。朝8時から16時30分までが規定の勤務時間となっていましたが、授業準備を行うために早めに出勤したり、部活動に参加した後に様々な作業を終わらせるために夜遅くまで学校に残ることもありました。
第1週目は、担当教科である社会科以外の教科を含む数多くの先生方の授業を見学させていただき、生徒だった頃とはまた違った視点から授業実践について学ぶことができました。2週目からは実際に授業を組み立て教壇に立つことになりました。大学での模擬授業とは違い、現役の中学生を相手に授業を展開することに初めは緊張と戸惑いを感じましたが、授業回数を重ねていくたびに改善点にも自分で気づくことができるようになりました。
最終週となる第3週目には、今回の実習の集大成ともいえる研究授業がありました。ここまでの2週間で得られたものを最大限に発揮できるよう工夫を凝らしながら「国際関係の変化」について授業を行いました。


実習に行く前はうまく授業ができるか不安と緊張でいっぱいでした。しかし、そうした不安な気持ちも生徒たちが明るく元気に迎え入れてくれたことで緩和され、たくさんのコミュニケーションをとることができました。3週間という短い期間でしたが、人として一回りも二回りも成長することができた3週間であったと思います。
【この教育実習報告は実習でご指導いただいた先生の許可をいただいての掲載となります。実習でお世話になりましたすべての皆さまに感謝いたします。ありがとうございました。】