広報メディア学科の学生が「ACジャパン学生広告賞」のテレビCM部門で奨励賞を受賞しました

文化社会学部広報メディア学科の樋口喜昭教授の研究室に所属する梅永翔太さん(3年次生=当時)と小川真悟さん(同)が、「ACジャパン学生広告賞」のテレビCM部門で奨励賞を受賞しました。このコンテストは公益社団法人ACジャパンが主催し、若い世代に公共広告への理解を深めてもらおうと2005年から実施されています。22年度は、同部門に41大学から302作品がエントリーし、27作品が入賞作品に選出。3月に審査結果が発表されました。

22年度のコンテストは「公共問題」が課題テーマ。梅永さんと小川さんは学生の貧困を取り上げた「卒業するために」を制作しました。女子学生の学生生活を撮影した映像を軸に、奨学金を受給している学生の割合や、アルバイトで学費を稼がなければ就学が困難な学生の割合など、具体的な数値を作品の中で表現しました。梅永さんは、「限られた時間の中で受け手にメッセージを伝えるために、1コマごとの適切な表示時間を考えたり、不安感を表現するためにテロップを揺らしたりして細部にこだわりました」とコメント。小川さんは、「これまでは先輩の手伝いで動画制作に携わってきましたが、主体的な活動は初めてだったので勉強になりました」と話しました。

指導にあたった樋口教授は、「私の研究室では学生たちが自由に目標を設定しており、梅永さんと小川さんはコンテストでの賞の獲得を目指してきました。コンテストやコンペティションへの参加は、受賞できてもできなくても、モチベーションアップや大きな成長へとつながります。今回の作品は、彼らが試行錯誤した時間を高いクオリティにつなげられており、高い評価にも結び付いたのだと思います」と語りました。

受賞作品の映像は下記のリンクから閲覧できます。
https://www.youtube.com/watch?v=uq4H8ZgRps4