文芸創作学科の堀啓子先生が「紅葉と鏡花」について学外講演会をおこないます

文芸創作学科で「日本の古典を読む」「近現代文学~他者のゆくえ」「明治の文学~私の誕生」などの科目を担当する堀啓子先生が、12月3日(日)、新宿区主催の「尾崎紅葉没後120年・泉鏡花生誕150年記念イベント」で講演をおこないます。

堀先生は日本近代文学・比較文学の研究者で、尾崎紅葉『金色夜叉』の構想のタネ本が、アメリカ人作家バーサ・M・クレイの『女より弱き者』であることを突き止めたことで知られています。
近著には『日本ミステリー小説史』『日本近代文学入門』(ともに中公新書)などがあります。
なお、イベント当日は堀啓子先生と東京大学大学院教授・安藤宏先生の講演のあと、俳優の寺田農氏による紅葉と鏡花のテクストの朗読会がつづきます。
寺田氏はかつて文芸創作学科教授として、映画論などの科目を担当し、学生から人気を博しました。
紅葉と鏡花をはずして近代文学は語れません。
このイベントを活用して、二大作家の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。