神奈川近代文学館で開かれた 第10回かなぶん連句会「太郎冠者の巻」に学生2人の句が選ばれました

毎年、神奈川近代文学館で開かれている「かなぶん連句会」。
「連句」とは、五七五の句に、別の人が七七の句をつけていく、さらに次の人が五七五の句をつけていくというように、次々に句をつないでいく伝統的な遊びです。即興で句をつなぐうち、思わぬ情景が広がっていくさまを楽しみます。
「かなぶん連句会」では会場から句を募り、俳人で元文芸創作学科教授の長谷川櫂氏、小説家で元教授の辻原登氏、歌人の小島ゆかり氏が選者となり、ふさわしい句を選んでつけていきます。


例年「かなぶん連句会」には、文芸創作学科の学生がボランティアスタッフとして、また投句者として参加しています。
今年は1月14日に開催され、一年生の永谷響乙さんと三年生の橋本悠樹さんの投句が選ばれました。
永谷さん「前の句を受けて自分の句を書くのは難しい。でも、自分の句を受けて、他の人が句を作ってくれるのは嬉しかったです」
橋本さん「二年前から参加して、できるだけたくさん投句するよう頑張りました。選ばれたのは初めてです。文芸工房で句会をやっていたので、その経験を活かせたと思います」

午後一時半から始まった連句会は、五時近くまで続き、「春らんまんの戦なき空」という平和を祈る句で終わりました。

選者の辻原登先生と、東海大学現役学生および卒業生の面々