「サブカルチャーと文学」から生まれたゲームシナリオが、「FT新聞」に掲載されました

文芸創作学科の岡和田晃先生が担当する「サブカルチャーと文学」で生まれたゲームシナリオが、「FT新聞」に掲載されました。
岡和田先生の「サブカルチャーと文学」では、1セメスターを費やしてさまざまなアナログゲームをプレイする実習と課題作成を通じて構造を分析し、オリジナルのシナリオを完成させます。そして、先生が監修や仲介の労をとってくださって、ゲームブックの専門出版社FT書房のメールマガジン「FT新聞」(水波流編集長)に優秀作が掲載される、という流れができあがっています。
今回、掲載された作品は、相沢咲季さん(文学部文明学科既卒/ペンネーム・りんごあめ)の「奴隷連続誘拐事件 発展版」と、高階遊依さん(文芸創作学科3年)の「人喰い虎に愛を 発展版」の2本です。
「発展版」とあるのは、伏見健二氏による「ブルーフォレスト物語」というTRPGを原案として、そこから発展させたシナリオ、という意味です。
ちなみに「ブルーフォレスト物語」は、世界でも珍しい東南アジア風の世界観をもつTRPGで、女性ユーザーに積極的に支持され、小説(角川書店、中央公論新社)やデジタルゲーム版(3DO、プレイステーション)も出るなど、まさしく一世を風靡した作品です。講義内では伏見氏のご厚意で「ブルーフォレスト物語」を教材として使用し、「発展版」の公開許諾も得て、このたびの掲載に至りました。これらのシナリオ等が呼び水となって、伏見氏自身の未刊行シナリオ「ラクタス」の配信も実現しています。

以下のリンクから両作品を読むことができます。
○りんごあめ作「奴隷連続誘拐事件 発展版」
リンクは(コチラ


○高階遊依作「人喰い虎に愛を 発展版」
リンクは(コチラ

岡和田先生プロフィール