語学教育センターでは2月22日から3月6日まで、フィンランド南東部のラッペーンランタ市にある成人教育機関「ヨウツェノ国民高等学校」の学生を対象にした短期研修プログラムを湘南キャンパスで実施しました。本研修は、本学の学生や在学する留学生との交流を深めながら、日本の文化に触れてもらうことを目的に2017年度から行っているものです。今回来日した学生10名は「日本語・日本文化コース」を専攻しており、日本語能力試験や全国日本語スピーチ大会の出場などを目標に日々学んでいます。
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期間中は、語学教育センターの教員による日本語の授業のほか、かるた会や認定NPO法人JUDOs、茶道研究会による、かるたや柔道、茶道といった日本の伝統文化体験や、スマブラサークルによる対戦アクションゲームなどを楽しむ多彩なプログラムを実施。また、松田町観光協会や、平塚市国際交流協会の協力で神奈川県松田町での桜祭りツアーや平塚市内でのホームビジットなども体験し、付属相模高等学校も訪問して生徒と交流しました。本プログラム全体を通しては、北欧学科等の有志学生がボランティアサポートとして多大な貢献をしました。
最終日の3月6日は、研修での体験をもとに日本語での発表も実施。その後、修了式を開催し、本センターの宮崎啓所長、副主任の外崎淑子教授、清水慶子講師らがあいさつしました。宮崎所長は、「さまざまなプログラムを通じて日本とフィンランド両国の文化を認識し、グローバル人材としての一歩を踏み出す貴重な経験になったことでしょう。プログラムを支えた教職員や学生ボランティアの皆さん、とりわけ松田町の皆さんには学生の育成にご協力くださり、心から感謝いたします。さらに両国の友好に寄与するよう、今後も本プロフラムを発展させ深めていければと思います」と話し、一人ひとりに修了証と記念品を授与しました。
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参加者を代表してあいさつしたヴィッレ・キヴィオヤさんは、「この研修は忘れられないものとなりました。この思い出を永遠に心に留めておきたい。これは終わりではなく新たな始まりです。あらためて皆さんに感謝し、新たな挑戦と可能性に向けて成功することを祈ります」と話しました。続けてサポート学生を代表して文化社会学部の江口妙さん(4年次生)が、「授業の時間だけではなく皆さんといろいろな場所を訪れたことが思い出深く印象に残ります。これからもフィンランドの皆さんと友好を深めていきたい」と語りました。最後にサヨナラパーティーを開催。サポート学生から参加者一人ひとりに向けた寄せ書きが手渡され、記念写真を撮るなど和やかなうちに終了しました。
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