『ダンテ論――『神曲』と個人の出現』が刊行されました

原基晶准教授の新刊書、『ダンテ論――『神曲』と個人の出現』が刊行されました(青土社, 2021年11月)

青土社 ||歴史/ドキュメント:ダンテ論 (seidosha.co.jp)

ダンテ没後七〇〇年に刊行された「ダンテ論/神曲論」の決定版です。
最新の伝記と研究史から出発し、ダンテの中世的な側面から現代の世界に与えた影響までを論じ、これまでにないダンテ像を立ち上げました。ダンテのイメージは、政争に破れベアトリーチェに無垢なる愛を捧げた詩人という『神曲』の物語と重ねられ、「イタリア語」を生み出したイタリア国民の父としてナショナリズムのなかで理解されてきましたが、本書は、詩人の明晰な思考を実証主義に基づいた最新の研究成果と綿密な読解から明らかにし、世界文学の代表としての『神曲』が持つ現在性を描き出すことに成功しています。

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