文芸創作学科2年次生 中村亮太さん主催の映画上映会+葛生賢先生講演会が開かれました

10月5日(土)湘南キャンパスで、映画上映会と文芸創作学科講師・葛生賢先生による講演が行われました。まず約1時間の黒沢清監督作品の上映があり、その後、葛生先生によって黒沢清監督のフィルモグラフィが詳細に解説されました。
講師の葛生先生は映画評論家・映画作家で、文芸創作学科において「映画史入門A・B」「演劇ワークショップ」などの授業を担当されています。
主催者は文芸創作学科2年次生の中村亮太さん。今回、中村さんから次のようなアピール・コメントをいただきました。

──初めまして、文化社会学部文芸創作学科2年次生の中村亮太です。
この度、私主催の映画上映会を開きました。
本企画は今年の春頃から考えていたものとなります。
私は「世の中にはいい映画がたくさんあるのにも関わらず、あれもこれも全然みんな見ていないじゃないか」と常々考えていました。それならば、もう私が企画して何か上映会のようなものを開いてしまえば良いのではないか、ということで本企画は動き出しました。

今回なぜ黒沢清監督を主題にしようと考えたかというと、私が黒沢監督を好きだからです。単純に私のもっとも好きな映画監督の一人である黒沢清監督の作品を知ってもらいたいということで、勝手ながら黒沢清監督を主題にさせていただきました。
私の周りには黒沢清監督の作品を見ている人は少なく、そもそも名前を知らないという人までいます。これは非常にもったいない、そして、羨ましいことです。なぜならこれから、黒沢清監督作品に新鮮な気持ちで触れることができるのだから!! という少しおせっかいのような思いも本企画の根底にあります。

さらに、今回は葛生先生の特別講義付きです。黒沢清という現代日本映画史における最重要人物がどのような作家なのかをこれを機に知ることができたと思います。
講義の中ではいくつかの黒沢監督作品の名前が出てきました。この上映会で知って、見て、そしてその後の人生のどこかでまた見るという素敵な体験のきっかけにしてみてください。

今後、私はこの上映会をもっと大きなものにしたいと考えています。世の中には沢山いい映画が溢れています。私もまだまだ知らない傑作だらけです。その作品たちに触れる些細なきっかけを作ることができたら、映画監督を志す身としてこれほど嬉しいことはないです。
たくさんのご参加お待ちしております。
本企画に協力していただいたすべての方に、感謝申し上げます。

講演会を実施した、映画評論家・映画作家でもある葛生 賢先生
上映会を企画した中村亮太さん