総務省のシンポで広報メディア学生が講演

総務省関東総合通信局と日本コミュニティ放送協会関東地区協議会が主催する「関東放送シンポジウム」第5回(10月23日開催)に、東海大学文化社会学部広報メディア学科3年生の垣尾聡太さんが招かれ、パネリストの一人として講演しました。

このシンポジウムは、日本でラジオ放送が始まって来年で100年を迎えるのを機に、デジタル時代における「ラジオの存在意義」を見つめ直そうと企画されました。今回は「若いリスナーとのつながりから考えるラジオ放送の在り方」をテーマに、中高生に人気のラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」を担当するTOKYO FMプロデューサーなど5名がパネリストとして登壇。本学科のメディアプロジェクト※「こちらラジオ番組制作部」(=「こちラジ」)でリーダーを務める垣尾さんは、「ラジオへの思いを熱く語れる若者代表」の一人として招かれました。シンポジウムは関東総合通信局(東京都千代田区)内で対面開催されたほか、インターネットでも配信され、Zoomで121名、YouTubeで46名が視聴しました。

講演で垣尾さんは、コミュニティ放送局「FM湘南ナパサ」で「こちラジ」が毎週火曜日に生放送している番組制作の魅力や、活動を通して得られた学びなどについて紹介し、「ラジオに映像がないのはメリットでもあり、音のみによる表現の可能性を追求できる」と訴えました。

シンポジウムでは他にも、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」、TBSラジオ「TALK ABOUT」の各番組制作担当者が、特にラジオ離れが進む若い世代への対応について紹介したほか、慶應義塾大学総合政策学部ラジオプロジェクトのリーダーが「FMしながわ」でのラジオ番組制作について講演しました。最後にはパネリスト5人らで「今、若いリスナーへラジオを通じて届けたいこと、ラジオを聴き続けてくれるために必要なことは」をテーマにディスカッションを行い、約2時間半にわたるシンポジウムが幕を閉じました。

垣尾さんは終了後、「本学科の飯塚浩一教授のご協力をいただきながら約1カ月半かけて準備し、自分の思いをしっかりと伝えることができました。プロも含めた多くの方々に学生の意見を届けられる貴重な機会をいただき、とても光栄に思います」と笑顔で話していました。

執筆者 メディアプロジェクト「広報班 Spinach!!」2年S.Y.

※「メディアプロジェクト」は、広報メディア学科教員のサポートを受けながら、学生が主体的に行う実践的な教育活動です。全国15局のケーブルテレビで放送されるドキュメンタリー番組等を制作する「テレビ班」、コミュニティ放送局「FM湘南ナパサ」で毎週火曜日に生放送を行う「こちらラジオ番組制作部」、同人誌の制作などを行う「DOZINE」、広報メディア学科の活動を内外に向けて宣伝する「広報班 Spinach!!」があります。メディアプロジェクトの活動を紹介するwebサイト「東海メディアINFO」やSNS等でも積極的にお知らせしているので、是非ご覧ください!