文化社会学部北欧学科では9月16日にオンラインで、「ノルウェー関連企業・団体でのインターンシッププロジェクトのための交流会」を開催しました。在日ノルウェー商工会議所とアーケル・バイオマリン社、日本ノルウェー協会と連携し、各団体・企業でのインターンシッププログラムを今年10月から初めて実施することを前に、新型コロナウィルス感染症の拡大下での効果的なインターンシップの進め方を団体・企業の担当者と学生が一緒に考えることを目的に実施したものです。当日は本学科1年次生から4年次生まで20名が参加しました。
冒頭で、昨年度にボルボ・カー・ジャパン株式会社で実施したインターンシップに参加した生田莉緒さん(4年次生)が自身の経験を披露。「社風を肌で感じたことで、志望企業像や自らの強みなどが明確になった」と語りました。続いて、在日ノルウェー商工会議所のシーメン・アーセン氏と、日本ノルウェー協会副会頭でアーケル・バイオマリン社の日本代表のアネッテ・ヤマモト・ハンセン氏が登場。ノルウェー関連企業同士のマッチングや情報提供を手掛けているノルウェー商工会議所と、日本とノルウェーの文化交流活動を展開する日本ノルウェー協会の活動や運営方法、オキアミの一種でサプリメントとして注目が高まっているクリルオイルの輸入販売を手掛けるアーケル・バイオマリン社の概要などを紹介しました。
さらに、デンマーク・コペンハーゲンにある東海大学ヨーロッパ学術センターでインターンシップを行っているアレクサンダー・ボーラー氏(オーフス大学大学院)が、同国で行われているインターンシップの特徴や同センターの仕事内容を紹介。そうした情報をもとに、学生と参加者が5グループに分かれて、北欧文化を専門に学ぶ学生の強みを生かしたインターンシップ方法や、北欧に関する正確な情報の発信の方法、北欧文化や企業の効果的なPR方法などについて意見を交わしました。
学生たちは、「ほかの学生がインターンシップに関心を持った理由を知り、さまざまな見方があることを学べた」「こうしたイベントに在学中の早い段階から参加して、企業や団体に関する情報を集めておくことが大切だと感じた。なにより、担当者から直接話を聞けたことで、ホームページやパンフレットではわからない特色を知れたのがよかった」「学年をこえて話し合えたのがよかった。より多くの北欧企業について知りたいと思うようにもなり、就職活動へのモチベーションも高まりました」と感想を語っていました。