大学院工学研究科と工学部応用化学科の学生3名が出演しているTokyo Star Radio(77.5Mhz)の番組「Let’s Science 理系で行こう!」が、3月22日(金)午後9時30分から放送されます。理工系の大学に通う学生と大学院生が勉強や研究、夢などを自由に語ることで、小、中、高、高専生と保護者らに将来の幅広い選択肢について考えてもらおうと企画された番組で、昨年11月から毎月第4金曜日に放送されています(過去の放送回は【FMラジオ音声】Letʼs Sience 理系で行こう! – YouTubeを参照)。
プロデューサーのシュークニヒロさん(有限会社モダンミュージックマーケット)は、「前身の番組『技術のミカタ』では技術士の幅広い仕事を紹介し、“好きなことを突き詰める”面白さを知りました。今番組では学生の声を通して、リスナーの選択肢を広げるきっかけづくりができればと考えています」と意図を語ります。和田愛香さんがパーソナリティーを務め、大学院工学研究科の中村知亜梨さん(電気電子工学専攻2年次生)と橋本凌平さん(建築土木工学専攻1年次生)、工学部応用化学科の田村春花さん(3年次生)が出演。これまでの放送では、学生自身が理系に進んだ経緯や研究内容などを語ったほか、情報工学部門や経営工学部門の技術士、理系大学院の博士課程に通う学生をゲストに招いて多彩なトークを展開してきました。第5回となる今回は、「理系大学の学部について」をテーマに学生たちが大学生活について語り、本学の理工系学部の学生に実施したアンケート結果も交えて学科の魅力や独自の取り組みなどを紹介します。
今回の番組構成を担当した田村さんは、「もともと化学があまり得意ではなかったのですが、私のような生徒を減らすために理科の教員になろうと考え、大学に入って基礎から学び直しました。中高生にも理系科目が嫌いだから文系に進むのではなく、選択肢の一つに考えてほしいと思い、学生の声をたくさん届けようと考えました」と話します。橋本さんは過去の放送回を振り返り、「技術士と聞くと難しい資格と考えがちですが、時間のやりくりや部屋の片付けに経営工学の手法を用いるといった話を聞いて、日々の生活に密接に関係していると分かりました。その分野が好きで仕方ないという熱意も伝わってきて、自分も楽しそうに仕事をしたいと感じました」とコメント。中村さんは、「他の専攻や学科の研究については知らないことが多いので、放送を通して新たな発見があり、主専攻の学びに生かせる情報も多かった」と話しました。パーソナリティーの和田さんは、「文系の私にとっても理系の面白さを感じる番組になりました。リスナーの皆さんにも理系は別世界と思わず、思い切って扉を開けてほしい」と話しています。