続編:工学部機械システム工学科の甲斐教授が一般社団法人日本機械学会の「機素潤滑設計部門功績賞」を受賞しました

工学部機械システム工学科の甲斐義弘教授がこのほど、一般社団法人日本機械学会の「機素潤滑設計部門功績賞」を受賞。4月22日に大分県・別府ビーコンプラザで開かれた第23回機素潤滑設計部門講演会における表彰式で、賞状と盾が授与されました。本賞は、機素潤滑設計分野における学術研究・技術開発および先駆的研究の推進により、当部門および機械工学・工業の発展に貢献し、その功績が顕著である研究者に授与されるものです。本学からは、2001年度の故・橋本巨教授(工学部)以来2人目の受賞となります。

甲斐教授はロボット工学やメカトロニクス、ヒューマンフレンドリーロボットの研究が専門で、研究室に在籍する学生、大学院生とともに身体的負担を軽減するパワーアシストスーツや、人の目の動きでドローンを遠隔操作する技術などの開発に取り組んでいます。今回の受賞は、これまでの研究成果や機械工学への貢献などが評価されたものです。

受賞にあたり甲斐教授は、「多くの先生方や家族の支え、そして一緒に研究してきた学生、大学院生の頑張りがあったからこそいただけた賞なので、感謝の気持ちでいっぱいです。また、大変光栄に思います」とコメント。これまでの研究活動を振り返り、「徳島大学や藤田医科大学、広島都市学園大学などの先生方の協力も得て人の目の動きでドローンを遠隔操作する技術の開発に取り組んだ際、香川県の病院と連携して湘南キャンパスのドローンを操作することに成功し、患者さんから喜びの声をいただいたことがとても思い出深く記憶に残っています。機械工学がさまざまな分野でどう役立てられるかを常に考えていますので,使用される方の生の声を聞くとよりいっそう頑張ろうと思えます。今後も、医療をはじめさまざまな異分野との連携に取り組んでいきたい」と話しました。また、「研究室では、学生が興味を持つテーマについて一緒に議論し研究し続けてきたので、今後も学生たちと一緒に楽しみながら研究活動を行っていきたいと考えています。その成果が人の役に立つ技術の開発につながることが理想です」と語っています。

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