航空宇宙学専攻の川端講師が2年連続で「能代宇宙イベント」の実行委員長を務めました

ロケットの打上げに向けて準備を進める参加学生たち

工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻の川端洋講師が8月13日から21日にかけて、秋田県能代市で開催された「第22回能代宇宙イベント」で、昨年度に続き2年連続で実行委員長を務めました。一般社団法人あきた宇宙コンソーシアムが主催する能代宇宙イベントは、学生によるハイブリッドロケットの打上げ実験と、小型模擬人工衛星(CanSat)による自律制御・ミッション競技を中心とした、国内最大級の宇宙教育イベントです。全国の大学・高専からハイブリッドロケットの陸打ち8チーム、海打ち7チーム、CanSat部門に21大学27機体がエントリーし、全国から集まった学生・運営スタッフは約600名にのぼりました。

悪天候にも負けず、最終日まで挑戦
今年は8月13日に開幕し、前半は雷によりロケット打ち上げやCanSat競技が一時中断するなど、天候に左右される場面もありました。ハイブリッドロケットの打ち上げは能代宇宙広場と能代市の落合浜で実施され、荒天のため日程の調整を迫られましたが、学生たちはあきらめずに挑戦を続け、全日程を無事に終了しました。

8月16日の一般公開日には、ロケットの打上げ見学のほか、水ロケットや自律制御ロボットの操縦といった体験型コンテンツが用意され、家族連れなど大勢の来場者でにぎわいました。また、能代市内の中学生を対象とした「中学生モデルロケット秋田県大会」も同時開催され、第13回を迎えた今大会には29チームが参加し、滞空時間の正確さを競いました。

学生代表は本学大学院生が担当
イベント全体の運営を支える学生代表は、本学大学院工学研究科航空宇宙学専攻修士1年生で、ToCoチャレ「東海大学学生ロケットプロジェクト」(TSRP)に所属する齋藤大樹さんが務めました。齋藤さんは閉幕にあたり、悪天候によるスケジュール変更などトラブルもあった中、「学生代表として運営することができて楽しかった」と笑顔を見せました。

川端講師は、「能代宇宙イベントは2005年の第1回開催以来、能代市・秋田県をはじめとする地域の皆さんのご支援のもと継続して開催されており、これまで多くのOB・OGが宇宙関連分野をはじめとするさまざまな業界で活躍しています」と語ります。今年も大きな事故なく安全にイベントを終えられたことに安堵する一方、「打上げの成功・不成功にかかわらず、すべての団体がそれぞれに悔しい思いをしたはずです。これを糧に、各団体には長年の課題を改善していってほしい」と、来年以降の大会へ向けてエールを送りました。

開催概要
名称:第22回能代宇宙イベント
会期:2026年8月13日(木)~21日(金)
会場:秋田県能代市(能代宇宙広場、落合浜 ほか)
主催:一般社団法人あきた宇宙コンソーシアム
実行委員長:川端 洋(本学工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻 講師)