タイ王国・KMITLとのジョイントセミナーとポスターセッションを実施しました

東海大学では4月19日から21日に、タイ王国・モンクット王工科大学(KMITL)で同大との教員間のジョイントセミナーと大学院生によるポスターセッションを実施しました。両大学はこれまでにも、教員や学生の相互派遣やアジア地域の高等教育の発展に向けた連携など幅広い分野で交流を深めています。今回のセミナーは、研究面での連携強化に向けた第一歩として初めて企画されたもので、本学からは大学院工学研究科の教員と大学院生計9名が参加しました。

KMITL工学部の卒業研究発表会と合同で行ったジョイントセミナーでは、教員間の研究情報の交換が行われ、ポスターセッションでは大学院生らが現在取り組んでいる研究の内容を発表。会場にはタイ商務省のスウィット・メーシンシー副大臣も訪れ、和気あいあいとした雰囲気の中で活発な意見交換が行われました。川本裕樹さん(大学院工学研究科機械工学専攻2年次生)は、「KMITLの学生は、基礎よりも応用分野での研究が多く、とても有意義な交流になりました。多くの学生が私の研究に興味を持ってくれただけでなく、私自身もタイの文化に興味を持つ機会になりました。今回のイベントが今後のよい関係づくりにつながれば」と話しました。

また藤井衛研究科長は、「学生間の研究交流は、自らの研究や将来像を国際的な視野で考えるきっかけになるだけでなく、さらに成長をうながすと期待しています。本学ではこれまでにも国際学会に参加する学生を支援するなど、グローバル人材の育成に取り組んできました。両大学の学生同士の研究交流は今回が初めてであり、今後もKMITLとの連携を深めながら、より多くの学生にこうした機会を提供していきたい」と話しています。

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