厚生労働省に勤務する卒業生が講演しました

健康学部健康マネジメント学科では9月29日に湘南キャンパスで、本学科1期生で厚生労働省に勤務する瀧澤彩香さん(2021年度卒)による講演会を開催しました。1年次生の必修授業「入門ゼミナールB」の一環で実施したもので、将来に向けた具体的なキャリアをデザインしていくことで、本学部の学びをより深く理解してもらおうと企画したものです。

瀧澤さんは、「皆さんはなぜ健康学部を志望したのでしょうか?」「学生生活で力を入れていることは?」と学生たちに語りかけ、自身は「運動や栄養に興味があり、どちらも学べて専門的な資格が取れる学部で学びたいと考えました」と振り返ります。「さまざまな分野の必修授業があり、運動や栄養をメインにしつつも、福祉系の授業など幅広く勉強しました」と話し、有志の学生による「運動領域勉強会(現・運動指導勉強会「KEITH」)」への参加や、健康運動実践指導者などの資格を取得したことも説明。「よさこいダンスチーム 東海大学 響」の一員としても活動し、「他大学の学生や社会人とも話せた経験は、就職活動の面接などにも生きました」と振り返りました。

厚生労働省には国家一般職として採用され、現在は社会・援護局障害保健福祉部の精神・障害保健課で自立支援医療制度を担当しているといいます。「公務員試験の筆記試験には、16科目から8科目を選択する専門試験があり、心理学や経済学など健康学部の授業で受けたものを中心に選択しました。民間企業からも内定をもらいましたが、厚生労働省が大学で学んだことを一番生かせると感じて決めました」と語りました。後輩たちに向けて、「卒業後にどんな進路に進みたいかを今のうちから考えておくと、資格取得や授業の履修も計画的にできると思います。アルバイトやサークルなどにも積極的に取り組み、時間のあるうちに旅行にも出かけてみてください。いろいろな人と話すこと、一人で頑張らずに友達や先生に頼ることも大切です」とアドバイスを送りました。講演後には、「4年間で印象に残った出来事」や「仕事でやりがいを感じること」など多くの質問が挙がり、瀧澤さんはコロナ禍での学生生活や就職活動の苦労などを交えながら一つひとつ丁寧に回答しました。

なお、10月6日には株式会社タニタに務める小曽根瑞希さん(同)と社会福祉法人堂愛会川崎市北部地域療育センターに勤務する加賀美晴香さん(24年度卒)が講演しました。