運動指導勉強会「KEITH」があべ整形外科でグループレッスンの指導を担当しました

健康学部健康マネジメント学科の学生有志による運動指導勉強会「KEITH」が11月6日から12月22日まで、小田急線東海大学前駅南口にあり本学部と2019年12月から包括連携の推進に関わる協定を結んでいる医療法人安生会「あべ整形外科」でグループレッスンの指導を週3日担当しました。

あべ整形外科では、治療やリハビリを終えた患者様を中心に健康維持や怪我予防、ダイエット等筋力強化のための施設として第2リハビリ室を設けています。今回は協定による活動の一環として第2リハビリ室会員様向けグループレッスンの指導依頼を受けたものです。学生たちは曜日ごとに3グループに分かれて指導を担当。12月14日の回ではウォーミングアップの後、市川真優さん(2年次生)が前に立って手本を見せ、音楽に合わせてサイドステップ、クロスパンチ、肘を引いて足を後ろに蹴り上げる3つの動作を指導。同じ動きを水の入ったペットボトルを持って繰り返し、学生たちは「笑顔で動きましょう」「今の動き、きれいです!」と声をかけてサポートしました。クールダウンまで含めた30分のレッスンを終えた参加者は、「最初はうまくできるか、ついていけるかと不安もありましたが、音楽に合わせて動くのは楽しく、何より“前回より動きがよくなりましたね”と声をかけてもらえるのがうれしい」とコメント。あべ整形外科の安部敬子事務長は、「協定を締結してもコロナ禍でなかなか連携できず、今回初めてこのような機会を設けられました。以前から予約制のグループレッスンは実施していましたが、ストレッチなどがメインだったので、楽しみながら運動できるメニューを組んでくださってとてもありがたい」と話していました。

澤田怜菜さん(2年次生)は、「普段は先生方から指導を受け、学生同士で教え合っているので、年齢や体力も異なる初めて会った人に指導するのは難しかったです。足腰周りに痛みがある人が多かったので上半身中心のメニューとし、楽しんでもらえるように心がけました」と振り返ります。マカオ出身の何弘希さん(3年次生)は、「できるだけ専門用語は使わず、分かりやすく説明するよう気をつけました。教えるのは楽しく、参加者の皆さんの笑顔を見られてうれしくなりました」と話していました。学生たちを指導する遠藤慎也助教は、「学生たちはメニューや反省点などを記録してグループを超えて共有し、自主的に集まって“次はこうしよう”と話し合い、動きを練習してから次のレッスンに臨んでいました。グループレッスンならではのみんなで取り組む一体感や楽しさも感じてくれたのでは」とコメント。西垣景太准教授は、「学生同士で指導し合うのとは異なり、準備の重要性を意識し、いい緊張感を持って臨んでくれました。準備したメニューを実践し、参加者がつらそうであればその場で内容を変更するなど、コミュニケーションの大切さも学んでくれたと感じています」と話していました。