健康学部健康マネジメント学科では4月8日に、神奈川県・大井町の「me-byo valley BIOTOPIA」で新入生研修会を実施しました。入学して間もない1年次生同士の親睦を深め、大学生活に早く慣れてもらうことなどが目的で、今年は大学の学びだけでなくキャンパスのある神奈川県や企業の「健康」に関する取り組みも学んでもらおうとBIOTOPIAを会場に行いました。
神奈川県西域が「未病の戦略的エリア」であることをアピールする拠点施設として株式会社ブルックスホールディングスと大井町、神奈川県が共同で設置したBIOTOPIAは、「食」「運動」「癒し」をコンセプトに全世代が楽しく「未病改善」の体験ができる施設となっています。当日は、はじめに体験型施設「me-byoエクスプラザ」を訪問。片足立ちで体のバランス感覚を確かめる「バランス・チェッカー」や、映像に合わせて体を動かし認知症のリスクを軽減する運動「コグニサイズ・チャレンジ」など12のプログラムを体験しました。昼食は「和食レストラン『瑞穂ノ里』」「フレンチレストラン『Café Saint-Jacques』」に分かれて減塩食や地場野菜を用いた料理を楽しみました。
体育館に移動した後は、ブルックスホールディングスと神奈川県のBIOTOPIA担当者と、同施設内にある「森のがっこう」の森林セラピストがそれぞれの未病に関する取り組みを解説しました。本学科長の有賀誠司教授が、「東海大学KENKOプロジェクト」を紹介したあと、1期生である2年次生が考えたゲームに挑戦。「世界で一番社会福祉が充実している国は?」という問いに対し、ゼミ別対抗のゲームをクリアすることで与えられるヒントをもとに答えを探していきました。最後に、クイズの答えでもあった「デンマーク」が「フィールドワークC」の研修先であることから、学部長補佐の堀越由紀子教授が同授業について説明し、閉会しました。
新入生研修会を担当した安田佳代講師は、「一言に『健康』といってもさまざまなフィールドがあります。政府や企業がさまざまな取り組みをしていますが、1年次生にとってはまだまだ自分事としてとらえられていない印象があります。健康を多面的にとらえるとともに、自分がどのような道に進みたいのか考えるきっかけになればと思い、今回のプログラムを考えました。2年次生たちも後輩たちのためによく動いてくれました」と語りました。