有志学生が教員を対象にパーソナルトレーニングのサポートを行いました

健康学部健康マネジメント学科の学生有志が、1月12、19、26日の3日間にわたって湘南キャンパス5号館にあるパーソナルトレーニングルームで本学科の教員に対するトレーニングのサポートを実施しました。健康や運動に関する知識と指導方法を専門的に学ぶ本学部の有志団体「運動指導勉強会」で活動する「パーソナルトレーニングチーム」のメンバーが2名1組でサポートに当たり、他のメンバーはオンラインでつないだ別室でその様子を視聴。30分の指導後には全員で反省点などをディスカッションしました。

初日の12日は土屋郁実さん(2年次生)と前川夢子さん(同)が森真理准教授を19日は田中蒼人さん(3年次生)と澤木太雅さん(同)が古城隆雄准教授を、26日は土屋さんと矢野智己さん(2年次生)が阿部正昭教授をサポート。はじめに体組成計で体重や脂肪量、筋肉量などを測定し、学生がその内容を解説したあと、最近の運動状況やコロナ禍での変化などをヒアリングしました。続いてそれぞれの運動状況を考慮して事前に考えてきたメニューをもとに、ストレッチや機器を使ったトレーニングをサポートしました。学生たちはフェイスシールドやマスクを着用し、使用後の機器はアルコールで消毒するなど、新型コロナウイルス感染症の対策も施しました。

矢野さんは、「言葉で説明したことを実際にやってもらう難しさを感じました。反省会では”説明が長い”という指摘や”話は短く、実際に動きながら要点を解説する”といったアドバイスをもらったので、今後に生かしたいと考えています。今回は教員のみでしたが、今後は一般の学生にも体験してもらい、それぞれの人に合わせたより幅広いトレーニングの指導法を学んでいきたい」とコメント。澤木さんは、「足に障がいをお持ちの古城先生のサポートを担当させていただき、トレーニングマシンに移動する際など、さまざまな配慮が必要だと感じました。トレーニングによって新たな動きの可能性を感じていただくことができたので、継続的なサポートができれば」と今後の活動に期待を込めました。指導に当たる有賀誠司教授は、「パーソナルトレーニングチームは2019年度から活動をはじめ、これまで基礎的な知識を座学や自分自身で体を動かして学んできました。今回の取り組みでは私が一方的に教えるのではなく、学生自身が考え、指摘し合い、教員がアドバイスすることで学びを深めています。将来、スポーツジムや介護施設などで働くときに、大学時代にこういった実地での経験を積んでいることは大きい。今後も取り組みを続けていきたい」と語りました。