健康学部健康マネジメント学科の3年次生が大学院健康科学研究科保健福祉学専攻の修士論文発表会に参加しました

大学院健康科学研究科保健福祉学専攻では、「2020年度修士論文発表会」を2月4日にオンラインで実施しました。新型コロナウイルス感染症対策のため、WEBビデオ会議システム「Zoom」を活用。修士課程の1年次生3名が研究計画を、2年次生1名が研究成果を発表し、教員や健康学部健康マネジメント学科の3年次生らが参加しました。

初めに妻鹿ふみ子専攻長が、「この発表会は、修士課程における研究の大きな区切りの一つになります。参加者から厳しい意見が出されるかもしれませんが、発表者はそれを”愛のメッセージ”と受け止め、1年次生は研究計画を見直して充実させるためのステップに、2年次生はさらに研究を発展させるための糧としてください」とあいさつしました。続いて1年次生が、構想中の研究の背景や目的、調査対象、方法について発表。教員がさまざまな質問をしながら、研究の切り口やデータの収集・分析方法などについてアドバイスしました。2年次生は修士論文にまとめた研究成果を発表し、参加者と活発な質疑応答や意見交換を行いました。

発表を終えた1年次生は、「さまざまな意見やアドバイスをいただき、課題が明確になりました。納得できる研究を目指して計画を見直します」と意欲を見せていました。2年次生は、「根気よく指導してくださった先生方に感謝しています。現在、介護施設で働いていますが、今後も物事を理論的に考えられるよう学習し続け、研究過程で得た学びや研究成果を現場に生かしたい」とコメント。聴講した健康学部の3年次生は、「これから取り組む卒業研究に向けて、大変参考になりました。卒業後の進路を検討中ですが、働きながら大学院で研究する先輩がいると知って励みになりました」と感想を語りました。

最後に西村昌記研究科長が、「コロナ禍でさまざまな制約があるにもかかわらず、1年次生が着実に研究計画を構築しつつあるとわかり、うれしく思いました。論文の完成を期待しています」と激励。2年次生に対しては、「フルタイムで働きながら研究に従事して論文を仕上げたことに敬意を表します。今回の調査で得られたデータをさらに詳細に分析し、真に介護現場で役立つ研究へと発展させてください。今後の活躍を祈念しています」とエールを送りました。