紺野選手がトライアスロンの世界大会「IRONMAN」の男性18~24才クラスで優勝しました

健康学部健康マネジメント学科4年次生の紺野涼太選手が、3月4日にニュージーランドで開催されたトライアスロンの世界大会「IRONMAN」の男性18~24才クラスで優勝しました。同大会はスイム3.8km、バイク180km、ラン42.2kmで争われ、紺野選手は9時間53分33秒をマークし、全体では703名中38位となりました。

紺野選手は湘南校舎で活動する公認一般サークル「チームトライアスロンBOMBERS」の一員として活動。「高校までは陸上競技部のハードル選手だったので、特に水泳と長距離は大学に入ってからチームメートにアドバイスをもらって練習を積んできました」と話します。週3日のチーム練習に加え、毎朝4時に起きて走り込むなどトレーニングを重ねてきました。また、3年次生からは本学科の柴田健雄講師のゼミに所属し、サプリメントの摂取により運動中のストレスを軽減させるとともに睡眠の質を向上させ、競技力を高める研究にも励むなど、文武両道で取り組んできました。

レースではスイムで全体の3分の1ほどの位置につけ、バイクでさらに順位を上げました。最終種目のランのスタート時点で先頭と約30分の差がありましたが、「1km4分40秒で刻んでいけば25km地点で追いつける」とプランを立て猛追。最終的には2位に15分の差をつけて優勝を飾りました。「スタート前にはニュージーランドの民族舞踊である『ハカ』で出迎えられ、湖も驚くほどきれいで、過酷なレースではありましたがそれ以上に楽しんで臨めました。大学1年次生の時にBOMBERSの先輩がこの大会に出場したのを見て、自分も学生のうちに挑戦したいと思っていましたが、コロナ禍で過去2年間は中止となってしまいました。学生最後のチャンスで優勝できてとてもうれしいです」とコメント。初めての海外で現地住民や大会出場者とも交流できたといい、「英語はあまり得意ではありませんが、とてもアットホームに迎えてもらい、もっと話せるようになりたいと感じました」と振り返りました。

4月からは不動産関係の仕事に就く予定で、今大会の優勝により挑戦権を獲得した9月のワールドチャンピオンシップ出場は辞退しましたが、「まだまだタイムを伸ばせる感覚も得られたので、今後も仕事をしながら競技を続けていきたい」と話します。指導教員の柴田講師は、「興味のあることはとことん突き詰めるタイプで、ゼミでも最後は大学院生レベルの研究に取り組んでいました。3年次生以降、研究以外の勉強でも力をつけ、成績上昇者として表彰されるなど、競技と勉強を両立して頑張ってくれました」とたたえました。

なお、同大会ではBOMBERSの日引華子選手(体育学部4年次生)も女子18~24才クラスで優勝しています。