健康学部の1期生デザインによる壁サインを設置しました

健康学部ではこのほど、本学部1期生で大学院健康学研究科に在籍する大学院生がデザインした「壁サイン」を湘南キャンパス5号館3階に設置しました。本学部が開設された2019年度から、研究室や実習室、教室などが集まる5号館3階廊下の壁には、教員による学生へのメッセージをはじめ学びに関する数式や格言、「気が付いたら健康に」をテーマに行動経済学の発想や学部の多様な専門性を反映したさまざまなサインを設置しています、また、コンピューター室が多く、学生たちがレポートや課題の作成で利用する時間が長い2階の廊下には、学生や教職員のQuality of Life(QOL)向上を目的とした「東海大学KENKOプロジェクト」と本学部の堀真奈美学部長(当時)の発案で、人型のシルエットと同じように体を動かすことでストレッチができるサインも設置しています。

今回は、大学院生たちにこれまで学部や大学院で学んできた成果を発揮してもらおうとデザイン案を募りました。11名が参加してアイデアを出し合った中から選ばれた「ナンバータッチテスト」のシールを3月30日に、堀学部長や考案した大学院1年次生の小板橋京汰さん、門脇未来さんが立ち合って貼り付けました。ナンバータッチはランダムに書かれた数字を任意の順番にタッチするトレーニングができるもので、考案した小板橋さんは、「一般的なナンバータッチテストは動体視力を強化するために狭い範囲に散らばった数字をタッチしていきますが、今回は壁に貼り付けるサインということで、離れた場所にある数字を順に触れて、目だけではなく体も動かせるように工夫しました」と話します。貼り付け後、さっそく堀学部長と共にテストに挑戦した門脇さんは、「これまで設置されてきたサインは一人でしかできないものだったので、アイデアを出す段階から複数人でできて、楽しく競えるものがいいと話し合ってきました。数字を追う仕組みなので、年齢や国籍を問わず多くの人に楽しく健康になってもらえるものになったと思います」と感想を語りました。

堀学部長は、「学部1期生たちが学びの成果を生かして、頭と体を使うサインを考えてくれました。今後はオープンキャンパスで大学を訪れた高校生や、海外から本学部の視察に来た方々にも挑戦してもらうなど、日常だけでなくさまざまな場面で活用できれば」と話していました。