健康学部健康マネジメント学科では10月11日と18日に湘南キャンパスで、2024年度春学期「ソーシャルワーク実習Ⅰ」の報告会を開催しました。社会福祉士の国家資格取得を目指す3年次生が今夏に病院や児童相談所、社会福祉協議会、障がい者施設等で約180時間実習してきた成果を発表するもの。両日とも4教室に分かれて実施し、同じく資格取得を目指す2年次生のほか、オンラインで実習先の指導者も参加しました。
18日の報告会では14名の学生が発表しました。今年3月に本学科を卒業した先輩2名が務める平塚市社会福祉事務所で実習した学生は、家庭訪問に同行した経験を振り返り、「解決策を導き出すために、この人になら話してもいいと思ってもらえる信頼関係を築くことが大切だと感じました。制度を学び、ニーズをくみ取って支援策を考え、説明できる力をつけていきたい」と学びを得ていました。障がい者支援施設で実習した学生は、「自分の視点で物事を判断するのではなく、その人がなぜそのような行動を取るのか、日々の生活環境や背景まで理解して対応する必要があると分かりました。広い視野を持ち、多くの人と力を合わせて支援する必要性を実感しました」とコメント。また、病院での実習である患者と会話するために手話を学んだという学生は、「長期間入院をしていて先の見えない患者さんに少しでも前向きになってほしいと考えました。今回の実習で得た経験を生かし、来年の実習でさらに技術を磨いていきたい」と意気込みを語りました。
発表後には質疑応答の時間も設け、実習内容や現場で学んだことなどについて多くの質問が挙がりました。3年次生は今後、来年の春に60時間の実習を経て、国家試験に挑みます。