【人間環境学科】高木 俊之先生【教員紹介】

高木 俊之 准教授

たかぎ としゆき

所属 教養学部 人間環境学科 

学位

修士(社会学)

研究分野

社会学/地域社会学/地域福祉論/社会調査論

キーワード

#地方創生 #まちづくり三法 #中心市街地活性化 #介護保険 #持続可能性


地方創生と超高齢社会の両面からサステナブル・シティを研究 

シンギュラリティー時代の社会学と社会福祉

サステナブル・シティを可能とするには地方自治体の個性的な取り組みが必要です。そのことを現代ドイツの社会学者アンドレアス・レクヴィッツは、後期近代の現代社会においては、サービスでも物質的な商品でも、画一的な商品の大量生産に代わって、誰にとっても同じではない、むしろユニークであることが求められると表現しました。それをシンギュラー(singular)といいます。そうしたシンギュラリティーが求められる時代において、個性的で持続可能な地域活性化と地域福祉の取り組みを研究しています。


様々な地域をゼミの社会調査報告書として作成

高木ゼミナール3年では、主に夏休み中に学生たちと調査合宿を行い、これまで以下の報告書を作成・発行してきました。まず、地方創生や地域福祉に独特な取り組みを行っている調査地を探します。そして、行政や関係者にインタビュー調査を行い、その音声を起こして内容を整理します。それから文献や統計資料で裏付けて、ゼミ生全員が執筆して、半年をかけて一冊の報告書に仕上げます。必ずインターネットに載っていない内容を報告書に盛り込みます。最新の8回目はポスト・コロナ初の静岡県で合宿調査となりました。

1.『エレベータ産業と中小企業―司ゴム電材株式会社の事例研究』2011年9月
2.『ホームレスの人々と自立への途―ビッグイシュー販売者の事例』2013年12月
3.『とにかく元気な開成町のまちづくり―神奈川県足柄上郡開成町の調査研究』2016年3月
4.『バズってる長泉町のまちづくり―静岡県駿東郡長泉町の調査研究』2020年2月
5.『清川村のまちづくりはエモい―神奈川県愛甲郡清川村の調査研究』2021年2月
6.『神奈川県愛甲郡清川村の総合調査―人口減少と新型コロナ時代の小規模自治体』2022年2月
7.『みんなが笑顔の住みやすいまち―神奈川県海老名市の調査研究』2023年2月
8.『地方都市の持続可能性―静岡県伊豆の国市の調査研究』2025年2月


高木先生が注力しているSDGs


人間環境学科に興味がある受験生へ

大学の教育効果は卒業後に実感するもので、コスパ、タイパでは測れません。

本研究内容に関心がある外部の方へ

学生目線の調査報告書ができます。

(2025.07.07記)


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