教養学部芸術学科松本研究室が語学教育センター、北欧学科、児童教育学部との共催で演奏会を開催しました

7月4日にスタジオ・ソナーレで 教養学部芸術学科松本奈穂子研究室主催、文化社会学部語学教育センター・北欧学科、児童教育学部共催の春学期演奏会が行われました。
この演奏会では松本研究室から2025年度春学期受講生の赤嶺さん、小野さん、香原さん、寒河江さん、中馬さん、川合さん、金本さん、鐘ヶ江さん、神田さん、戸田さん、小野寺さん、竹中さんたち12名がピアノ、声楽、フルート、トロンボーン、パイプ・オルガン、チェンバロで日頃の練習成果を発表しました。1年生は全員クラシックのピアノ曲が必修で、ベートーヴェンのソナタやシューベルトの即興曲、ショパンのノクターン、モーツァルトの変奏曲、その他リスト、ドビュッシー、平井康三郎などの作品を演奏しました。

パイプ・オルガンやチェンバロなどの鍵盤古楽器演奏は入学後の学びです。2年生の小野さん、1年生の鐘ヶ江さんと神田さんたち3名の学生がツィポーリ、パッヘルベル、バッハ、メンデルスゾーン等の作品を演奏しました。チェンバロとパイプ・オルガン、ピアノを平行して学ぶ学生もおり、それぞれの奏法の違いを工夫するなど、皆練習を頑張りました。演奏会前にはチェンバロ奏者上薗未佳先生、オルガン奏者川越聡子先生のスポットレッスンを仰ぐことができました。

学外での合唱団活動を頑張っている声楽の2年生香原君は2曲独唱曲を準備し、武満徹の《島へ》を神田さんのピアノ伴奏で、カッチーニの《アマリッリ》を作曲された当時に使われていた鍵盤楽器であるチェンバロ伴奏(鐘ヶ江さん)で歌いました。吹奏楽研究会を頑張っているフルートの赤嶺君はC.P.E.バッハの無伴奏ソナタを、様々な音源を聴き比べながら表現法を追求し、演奏しました。赤嶺君のフルート、小野さんのトロンボーン、鐘ヶ江さんのパイプ・オルガンという編成でグノーの《アヴェ・マリア》も披露しました。

共催でご出演くださったチャールズ・コワルスキー先生(文化社会学部語学教育センター)は原田亜紀子先生(文化社会学部北欧学科)のピアノ伴奏でモーツァルトのオペラ《魔笛》から「恋人か女房か」のアリアを、北欧学科生の小原さんと峯田さんは《アナと雪の女王》、《羊のショーン》からリコーダー二重奏、三沢大樹先生(児童教育学部児童教育学科)はジョルダーニの歌曲《愛しい女よ》を披露してくださいました。

原田先生は「久しぶりに、音楽を楽しむ喜びをみなさんと共有できて、とてもゆたかな時間でした。このような機会を与えてくださった松本先生、一緒に演奏してくださったコワルスキー先生、演奏を聴いてくださった学生に感謝の気持ちでいっぱいです」とご感想を述べられました。

コワルスキー先生は「音楽熱心の学生さんたちの演奏を聞くことができて良かったです。そして、自分の学生のころから抱いていた『魔笛』のパパゲーノのアリアを歌う夢が遂に叶いました。松本先生、原田先生、ありがとうございました!」とご感想を述べられました。

三沢先生は「「今回はお誘いいただきありがとうございました。芸術学科の学生さんと演奏会を共にできて楽しかったです。」とご感想を述べられました。

松本先生は「学生たちは皆頑張って練習に励み、しっかりと演奏してくれました。ご出演で演奏会にさらなる彩りを加えてくださった原田先生、コワルスキー先生、三沢先生、北欧学科の学生さんにも心より感謝申し上げます。松本研究室では音楽と演奏を愛する学生や先生、学内外の皆様とともに、今後も様々な催しをお届けしていきたいと思います。」と述べました。