芸術学科で公開講座を開催します

インドネシアのアーティスト/デザイナー集団GUDSKULのメンバーと、ファッションを媒体に活動する社会起業家を講師に招き、地球規模で起こりつつある現代的な問題に対し、アーティストやデザイナーがどのように対峙し、協働し、持続可能な文化的戦略を持つことが可能かをレクチャーして頂きます。国際的に活動する東アジアの文化的・創造的な先駆者のレクチャーを通じ、視野と見聞を広げ、地球規模の課題とクリエイティヴな解決方法ついて考える機会を作ります。レクチャーはどなたでもご参加いただけます。

公開講座:
クリエイティヴにおける協働・共生の時代 
インドネシア・GUDSKULとセタリ・インドネシアよるワークショップ&レクチャー
Lecture and Workshop by GUDSKUL and Setali Indonesia from Indonesia in Tokai Art

日時:2024年11月14日(木)4限 15:20-17:00
   (3限 13:25~ 希望学生との交流ワークショップ)
会場:東海大学湘南キャンパス 13号館201教室
主催:東海大学教養学部芸術学科
担当:瀧健太郎(芸術学科特任准教授)
企画コーディネート:根上陽子(co・iki プロデューサー/Living Together Co. 代表)
プログラム開発: Gudskul, Setali Indonesia, Living Together Co.

ゲスト・招聘対象者 略歴

GUDSKUL/ インドネシアアート・コレクティブ
インドネシア、ジャカルタを拠点とする3つのコレクティヴによって形成された公共の学習プラットフォーム。現代アートの領域で共同性・集団性のアプローチ実践に関心のあるすべての人のための知識共有プラットフォームを形成する。(参加団体Ruangrupaはドイツで5年に一度開催される現代芸術の祭典「ドクメンタ」の2022年にアジア初・コレクティヴとして初のディレクターを務め世界的話題に)GUDSKULは、対話、批評性、実験、経験的理解に焦点を当てた集団的実践を探求するために創設された。

 

Angga Wijaya  アンガ・ウィジャヤ
1989年生まれ。バンドン工科大学アート・キュラトリアル・マネジメント学科修士課程修了。キュレーター、教育者として活動し美術史、教育学、社会的領域、そして集団的・共同的実践の研究を行う。2018年からGUDSKULとして活動し、インドネシアのみならず、2023年より日本国内のコレクティブ同士の交流やエコシステムの形成を促すためリサーチを開始している。

 

Anita Bonit Purniawati  
アニタ・ボニット・プルニァワティ
1990年生まれ。2014年ジャカルタ国立大学美術教育専攻卒業。版画技法で女性の肖像や動物のかたち、自己反省とジョークをテーマとしている。Grafis Huru Hara Community(GHH)の創設者の一人で、2018年までマネージャーを務め、地元の版画スタジオの活性化を推進した。ボニットは版画の他に、フード・イニシアティブ・グループ Selarasaのメンバーとして、食の持続可能性、都市農家、MSMEの問題に焦点を当てている。

 

Setali Indonesia
セタリ・インドネシア
セタリ・インドネシアはファッション廃棄物の問題に対処するために、衣服の寿命を延ばし持続可能なファッションに焦点を当てた社会的企業。制作から販売までのプロジェクトは、地元の衣料関係者の職人のスキルアップや洋服店のコミュニティ支援に向けられている。

 

Intan Anggita Pratiwie 
インタン・アンギタ・プラティウィ
インドネシアのサステナブル・ファッション研究家、リサイクル・アーティスト。2004年の学生時代より、ファッションのリサイクルを始め、サステナブル・ファッションのムーブメントに20年携わる。少数民族の紹介サイトの資金集めに、古着と手織りを融合させたファッションブランドを起業し、2014年に政府からカルティニ・ネクスト・ジェネレーション賞を授与され、また2015年国際連合人口基金(UNFPA)より、エージェント・オブ・チェンジを授与。2019年、研究開発の共同設立者としてセタリ・インドネシアを設立。