ラスカ平塚のCafé & Meal MUJIで企画展「MUJIcom TOKAIuni Art&Design」を実施しています

教養学部芸術学科の学生が8月1日から、JR平塚駅に隣接する商業施設「ラスカ平塚」内のCafé & Meal MUJIで企画展「MUJIcom TOKAIuni Art&Design」を実施しています。本学科では2014年度からラスカ平塚と連携し、産学連携型ギャラリーや子ども向けワークショップなどを毎年展開しています。今回の取り組みはCafé & Meal MUJIからの依頼を受け、店内に設置されている8個の木製フレームに無印良品の商品をテーマにしたアート作品を月替わりで展示するものです。本学科の池村明生教授のゼミに所属する4年次生4名が参加します。

第1弾の展示となる8月は、長谷川諒さんによる写真作品8点が店内に飾られています。長谷川さんはスプーンやフォークといったカトラリーを被写体とし、陰影をつけたシックなモノクロ写真を撮影。「無印良品のカトラリーは特徴的な形をしているので、面白い影の形になると思い撮影しました。学外で自分の作品を展示するのは初めてなので不安もありますが、カフェの落ち着いた雰囲気に調和するよう意識したので、来店されるお客さんが写真を眺めてくつろいでもらえたらうれしい」と話しています。

9月の展示を担当する小笠原咲さんは、無印良品の商品「おえかきペン・陶磁器用」を用いて絵付けしたポップな皿を展示。10月には東原映さんが、「ポリプロピレンめがね・小物ケース」や「ローションシート(全体用)」などの小物に絡めてオリジナルキャラクター「ムジルシスキー(無印好き)」のイラストを描いて飾ります。最終月となる11月には、齋藤皓介さんが「スチールメジャー」を用いて線画イラストのような作品を展示する予定です。学生たちは、「今回の企画を機に知った商品も多いので、カフェで作品を見たお客さんが『こんな商品があるんだ』『使ってみたい』と思うきっかけになれば」と声をそろえました。

同店の市川匡一店長は、「“無印良品の商品を使った作品”というテーマを提案していただいたときは、とてもうれしく楽しみな気持ちになり、実際に完成した作品はいい意味で想像を裏切る素晴らしい出来に驚きました。当店はリピーターのお客さまが多いので、4名の学生による個性豊かな作品を通じて毎月新しい発見をしてもらいたい」と期待を寄せています。池村教授は、「館内の店舗との連携は初めてのことですが、デザインを学ぶ学生たちにとって無印良品は日ごろから親しみがあり、身近な商品をテーマに楽しんで制作に取り組むことができました。商品を生かすデザインの勉強にもつながり、貴重な機会になったと感じています」と語っています。

▼ラスカ平塚 Café & Meal MUJI 店舗情報

https://www.muji.com/jp/ja/shop/detail/045314