人間環境学科自然環境課程が「学び楽しむ環境教室in湘南」を開催しました

教養学部人間環境学科自然環境課程では、10月21日に湘南キャンパスで「学び楽しむ環境教室in湘南」を開催しました。「To-Collaboプログラム」の大学推進プロジェクト「ライフステージ・プロデュース計画 大学開放事業」の一環で同日行われた大学を市民に開放するオープンキャンパス型のイベント「TOKAIグローカルフェスタ2017」のプログラムとして初めて企画したもの。会場となった10号館では、本課程の学生と教職員がさまざまな企画で来場者を迎えました。

10号館1階ロビーでは、「里山の魅力の再発見、里山の植物を用いて楽しもう!」と題して、里山雑木林の木材と竹林の竹材を活用した昔ながらの遊び体験や工作教室を実施。ぶんぶんゴマやバンブーダンス、コマ回しのほか、竹かご作りや箸作りなど、大人も子どももともに楽しむ姿が見られました。「金目川淡水魚ミニ水族館」では、学生たちが金目川で採集してきた淡水魚を紹介。カニやエビを触れるタッチプールも用意し、「こんなにたくさんの種類の魚がいるなんて知らなかった」「カニもエビもかわいい!」と大好評を博していました。

午後には、「人間環境研究会 第5回公開講座~共生社会構築に向けた次世代の育成~」を開催し、NPO法人海さくら代表の古澤純一郎氏が「生活と海~NPO法人海さくらの目指せ!日本一楽しいゴミ拾いへの挑戦~」と題して講演しました。古澤氏は、神奈川県江の島の海を、かつて生息していたタツノオトシゴが戻ってくるようなきれいな海にするため、「楽しい」「体験」「体感」をキーワードに、大人数でのゴミ拾いイベントや現状を伝える映画の制作、タバコのフィルターを用いたカヌー制作など、さまざまな活動を展開しています。講演ではこれまでの活動を紹介し、「江の島でゴミ拾いをしていると、流木や木くず、タバコのフィルターが多くあります。川が氾濫しないように整備されたことで山のゴミが海まで運ばれ、排水溝にポイ捨てされた町のゴミも流れてくる。町と川と海はつながっているのです。不法投棄された注射器や、海の家を解体した際に出るクギもよく落ちており、子どもたちが安心して遊べなくなってしまっています」と説明。また、ゴミを生き物が誤って食べてしまったり、体に巻き付いて亡くなったりすることも増えていると解説しました。質疑応答では、「ユニークな企画が多いですが、その発想はどこから生まれるのですか?」「海さくらの運営しているゴミ拾い環境イベントポータルサイト『BLUE SHIP』には私たち学生も参加できますか?」など、活発な質疑応答が繰り広げられました。

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