音楽学課程が「第31回箏定期演奏会」を開催しました

教養学部芸術学科音楽学課程では、11月24日に小田急線東海大学前駅南口のタウンニュースホールで、「第31回箏定期演奏会」を開催しました。本課程の開講科目「器楽」の授業で箏を履修している1、2年次生と、過去に履修していた3、4年次生が合同で日ごろの成果を発表する年に1度の演奏会です。

国内外で活躍する箏奏者・吉澤延隆さん(2006年度大学院芸術学研究科修了)をゲストに迎え、『鳥のように』(沢井忠夫作曲)や『春興』(杵屋正邦作曲)、『春一番』(池上眞吾作曲)といった箏の古典的な曲に、『Diffusibility #拡散希望』(冷水乃栄流作曲)、『漂う島』(石井眞木作曲)などの現代曲も織り交ぜたプログラムを披露。江川紗英さん(3年次生)は、「先生が提案してくれた曲をもとに、私たち学生も意見を出し合ってプログラムを練りました。古典的な曲は箏の良さを再確認でき、現代曲ではこんな曲もできるんだという新しい発見がありました。吉澤さんからも的確なアドバイスをいただき、とても勉強になりましたし、4年次生が加わったことで迫力のある演奏ができたと思います」と振り返ります。12月21日(木)の「第47回音楽学課程定期演奏会」(神奈川県立音楽堂)ではマリンバと一緒に『漂う島』を演奏する予定で、「現代曲は好みが分かれますが、聴きに来てくださった方々に納得してもらえる演奏をしたい」と意気込みを語っています。

「第31回箏定期演奏会」の出演者は以下の通りです。
4年次生:池田大輔、井内英里、小野寺花純、岡本美輝、竹本楓、中山きひろ
3年次生:江川紗英、下平真美、清水友貴(賛助/Per.)
2年次生:三浦千夏美
1年次生:渡邉桃花
賛助出演:吉澤延隆(2006年度大学院芸術学研究科修了)
指導:福永千恵子(本課程教授)

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