熊本キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・メカトロマイスタープロジェクトのレスキューロボットチームが7月15日に、付属かもめ幼稚園でロボットを使った出前授業「ロボットで遊ぼう」を開催しました。この催しは、ロボットの見学や操作体験を通じてものづくりの楽しさに触れ、園児たちに科学への興味関心を高めてもらおうと例年、本キャンパスの基盤工学部電気電子情報工学科が協力して実施しているもので、今回は社会貢献活動の充実を図る本プロジェクトが初めて中心となって運営しました。
当日は、プロジェクトメンバー8名とプロジェクトアドバイザーの高橋将徳教授が参加。前日の14日から夏季合宿を行っていた園児106名に向けて、まずは6月に開催された「第18回レスキューロボットコンテスト神戸予選」に出場した救護ロボット3台を紹介しました。続いて班ごとに分かれ、学生のサポートで園児が高橋教授の研究室で作成したロボット「トウカイジロウ」の操作を実体験。園児たちはリモコンを使って自分の操作で動くロボットの一挙手一投足に興味津々の様子で見入り、ホールのあちこちから歓声が上がりました。レスキューロボットチームリーダーの松窪健勝さん(基盤工学部電気電子工学科3年次生)は、「事前の予想以上に園児たちが興味を持ってくれて、うれしく感じました。一方で子どもたちの行動は考えていた以上に活発で、イベント運営の面ではうまくできたとは言えませんでした。準備不足の面を反省して、今後の課題として糧にしていきたいと思います。一方で、ロボットに触れたことで子どもたちが将来、この道を志してくれたらうれしいと考えています」と話しました。