熊本キャンパスで2021年度春学期入学式を挙行しました

熊本キャンパスで4月4日、2021年度春学期入学式を挙行しました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、午前と午後の2回に分けて実施し、入り口では検温と手指の消毒、各回の開式前後には職員によって会場内の消毒も行いました。

午前、午後ともに開式の辞では荒木朋洋九州キャンパス長が、「新入生の皆さん、本日は誠におめでとうございます。東海大学は、北は札幌、南はこの九州キャンパスと、全国7つのキャンパスで合計7000名の入学生をお迎えします。九州キャンパスは熊本地震で大きな被害を受けた農学部の新キャンパスである臨空校舎の建設着工という新たな一歩を踏み出した、まさに復興元年の年です。皆さんと一緒に新しい東海大学をつくり上げていくことを期待します」とあいさつ。建学の歌に続いて新入生の人数を読み上げ、荒木九州キャンパス長が午前は経営学部234名、編入生7名の計241名、午後は大学院生物科学研究科博士課程1名、農学研究科修士課程3名、基盤工学部105名、農学部159名、編入生5名の計273名の入学許可を宣言しました。

式辞では山田清志学長が、新入生がグローバル社会で活躍する人材となることを期待して英語でメッセージを送り、本学における教育の基本方針を説明するとともに、「仲間と集い、挑戦し、成し遂げる経験を通じて、皆さんの心の中に、それぞれの『東海大学』を刻み込んでください」と語りかけ、日本語で「文法的に間違っていても構いませんから、どんどん英語でコミュニケーションを試みて、4年間でグローバル人材としての能力を磨いてください。今は大変優秀な自動翻訳の機械がありますが、コミュニケーションは人間と人間との触れ合いの中から生まれていくものだということを胸に止めていただきたい」とメッセージを送りました。続いて九州学生会会長の渕上美都さん(農学部応用植物科学科3年次生)が祝辞を述べ、「学生生活を充実させるために、正しい生活習慣を心がけ、たくさんの人脈をつくってください。人脈の広さはそのままその人の武器になると言われています。一緒に楽しく活動したり、苦手なことにアドバイスをもらったりと、人脈をつくることは学生生活が充実するプロセスの一つになります。東海大学には体育会系、文科系のクラブサークルをはじめ、学生会活動やチャレンジプロジェクトなどさまざまな団体があるので、人脈をつくる第一歩としてまずは興味のあるところに行ってみてください」と話しました。

閉式後は各研究科長、専攻長、学部長、学科長が登壇し、お祝いを述べました。会場の外では記念撮影をする姿も見られ、新入生たちは、「友達をつくるのが楽しみ。勉強や部活、一人暮らしでの料理などさまざまなことを学び、親への感謝を忘れずに4年間を過ごしたい」「山田学長の英語のスピーチを聞いて、卒業する時にはもっと理解できるように勉強しようと思いました」とそれぞれ夢や目標を語っていました。