情報通信学部と観光学部の学生有志が「大学生コンサルティングコンペティション」に参加しました

情報通信学部と観光学部の学生有志が昨夏から実施された「大学生コンサルティングコンペティション(ConCom2021)」(主催:同運営委員会)に参加。2月26日にセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ恵比寿プライムスクエア店で開かれた最終報告イベント「アクションパート成果報告会」で、企業の課題解決に向けて取り組んだ成果を発表しました。本プロジェクトは、あらかじめ提示された実際の企業の課題に対して、プロジェクト化までを射程に入れた解決案を予算内で考え、実現可能性や発展性などの観点でビジネスアイデアを競い合います。チームごとに解決アイデアの発表を行う「プレゼンテーションパート」と、そのアイデアを実際に企業と協力して具現化していく「アクションパート」も設けられているのが特徴です。

今年度は、本学のほかに法政大学や神奈川大学など全国から17チームがエントリーしました。昨年6月から9月にかけて実施されたプレゼンテーションパートでは、イタリアンカフェやバーを展開するセガフレード・ザネッティ・ジャパン㈱からの「魅力あるフランチャイズ店舗モデルの提案」をテーマに、課題解決案を考案。10月からのアクションパートでは、一次予選と本審査を突破し、最優秀賞となった法大の学生チームが考案した「自動車教習所での新たな店舗開拓」を柱にターゲットを農家やサウナに広げ、本学の学生も加わった約20名がプロジェクトを遂行してきました。成果報告会当日は、各ターゲットへのヒアリング結果や実際に営業活動をした成果を発表し、菊地つくしさん(観光学部1年次生)は、「新型コロナウイルス感染症の拡大で、インターンシップや職場訪問など実社会経験を積む場が制限されています。その環境下でも他学部や他大学の学生ととともに、企業の課題解決に取り組めると魅力を聞き、参加を決めました。初めての経験ばかりではじめこそ緊張しましたが、座学だけでは手にできない貴重な体験ができました」と話しました。

ConCom2021の運営や学生たちの指導に当たった田畑智章教授(情報通信学部)は、「22年4月に本学が実施する『日本まるごと学び改革実行プロジェクト』と題した全学的な改組改編を念頭に、今年度は初めて他学部の学生にも参加を呼びかけました。教育には実社会と連携したフィールドが非常に大切であり、コロナ禍であろうとその重要性は変わりません。来年度も開催を予定しているので、ぜひ多くの学生に参加してほしい」と語っています。