柿崎准教授が情報処理学会より山下記念研究賞を受賞しました

情報通信学部 情報通信学科の柿崎淑郎准教授が、2023年度情報処理学会 山下記念研究賞を受賞し、2024年3月15日に神奈川大学横浜キャンパスで開催された情報処理学会第86回全国大会内の表彰式にて、表彰されました。

受賞論文は「地方公共団体における新型コロナウイルスワクチン接種予約サイトの調査」であり、全国の市区町村における新型コロナウイルスワクチン接種予約サイトの状況調査を実施し、ドメイン名を第三者が再登録するドロップキャッチの懸念があるドメイン名の現状について報告し、その対策について考察したものです。現実の情報システムで発生する社会的にインパクトの大きな課題を取り上げたものであり、社会環境の中で運用される情報システムを研究対象としている当研究会にとって有用性が高い事例研究であることが評価されました。

山下記念研究賞は、研究賞として情報処理学会の研究会および研究会主催シンポジウムにおける研究発表のうちから特に優秀な論文を選び、その発表者に贈られるもので、受賞者は該当論文の登壇発表者である本会の会員で、年齢制限はありません。2023年度は37研究会の主査から推薦された計52編の優れた論文が選ばれました。

情報処理学会は、1960年の設立以来、発展する情報処理分野で指導的役割を果たすべく活動しており、2万人以上の会員が所属する電気系6学会の1つに数えられる国内最大規模の情報系学会です。

柿崎准教授は、「これらの実績と経験を、学生指導に活かしていきたい」と語っています。