3月20日から22日までアメリカ・ハワイで開催された「第32回コンピュータ・アプリケーション国際学会」(CATA)に、情報通信学部情報メディア学科の星野祐子講師と大学院情報通信学研究科1年次生の菅沼美由紀さんが参加。研究論文を発表しました。
CATAは毎年アメリカ国内で、コンピューターとアプリケーションに関する研究発表とディスカッションのための国際フォーラムを開催しています。星野講師が今回の運営委員を務めたことがきっかけとなり、菅沼さんが本学の大学院生として初めて出席しました。
ヒューマンインターフェースを専門とする山田光穗教授の研究室に所属する菅沼さんの発表テーマは、「Study of Fatigue and Evaluation of Physical Condition by Paralanguage Recognition and Gazing Point Analysis」で、英語の発音トレーニングに用いていたシステムをヘルスケアに応用し口唇の動きや表情から疲労度合を解析するシステムの研究成果を発表しました。菅沼さんは、「審査員の研究者の中にはヘルスケアを専門とする方が多く、より実用的にするためのアドバイスをたくさんいただきました。この経験を生かし、将来は生体や医療の分野と融合したシステムの開発に携わる仕事をしたい」と目標を語りました。
星野講師は、「Development of a Recording Application Working on the Web for the Physical Condition Evaluation System Using the Lip Movement」をテーマに、口唇の動きから発している言葉を解析することで会話できるウェブアプリケーションの研究成果について発表しました。星野講師は、「開発を進めているウェブアプリケーションは、山田教授の研究をスマートフォンやタブレットでも利用できるようにしたものです。学生や大学院生の皆さんも、所属している研究室の専門分野に捉われず、興味のある分野にどんどんチャレンジしていってほしいと思います」と話しています。