「コメント力養成講座」を開催しました

法学部では5月12日、19日、26日に湘南キャンパス11号館で、「コメント力養成講座」を開催しました。これは、就職活動を控える3年次生を主な対象 とした、日ごろから新聞を読む習慣をつけるとともに世の中のニュースを知り、時事問題へのコメント力を身に付けることでインターンシップや就職活動時のグ ループ面接などに役立てることを目的としたものです。期間中は下級生を含む多くの学生が参加し、熱心に聴講しました。

全日程を通して講師に「日経読み方認定アドバイザー」の田中康史氏を迎え、新聞のスクラップを活用した講座を実施。学生たちは事前に新聞記事を選んでスク ラップしたうえで、その記事に着目した理由や記事の要約、自分の意見などをまとめたスクラップシートを作成して臨みました。講座の中で学生たちはグループ を組み、交代で司会役やタイムキーパー役を務め、全員が5分以内のコメントを発表。ディスカッションも行いました。

最終日となった26日には、田中氏からアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)における中国の姿勢や、調剤薬局が新しく始めるサービスなどについてコ メントがあり、それに基づくディスカッションも実施。田中氏から学生たちに向けて講評がありました。田中氏は最後に、「コメントはいい面ばかりではなく悪 い面にも触れると説得力が増します。新聞でいろいろなニュースを読み、分からないことは必ず調べておく習慣を付けると、社会や経済の関係が見えてくるので 就職活動に役立つ業界研究にもつながります。また国際ニュースの場合は、国や地域の文化の違いを理解しながらニュースを読む姿勢も重要です」とアドバイス をしました。

参加した学生からは「新聞を注意して読む習慣や要約力がついたと思います。発表してみると、自分の理解が浅く読み違えていたことなどに気がつくなど、大変 参考になりました」「自分の意見を話すことは難しいですが、3回とも参加して要領がつかめてきました。実際にグループ面接などで役立てたいと思います」な どの感想が聞かれました。

「コメント力養成講座」を開催しました