公務員試験対策講座を開催しました

法学部では10月5日から11月30日まで6回にわたり「公務員試験対策講座」を開催しました。本学部在籍学生を中心に、公務員を志望する学生を対象に試験対策の一環として企画しているもので、同試験の特色と対策について理解を深めてもらうことを目的としています。同試験の対策講座を手がけているTAC株式会社から講師を招き、特に一次教養試験において比重が高くなる傾向にある「数的処理」問題の対策と面接試験や集団討論の対策を実施。各回約50名から60名が出席しました。本学部就職委員長を務める玉巻弘光教授は、「公務員採用試験は科目数が多く準備に時間がかかります。本講座は、公務員の仕事や試験の特色などを理解したうえで公務員を目指してもらいたいと考え、開催しました。特に高校時代から私立文系で学んできた学生が苦手とする数的処理について対策を進めてもらいたい」と狙いを語ります。

「数的処理」の講座では、TACの夏苅美貴子氏が指導講師を務め、基礎から実践、具体的な試験対策まで順を追って進行。数的処理で必要となる情報変換の考え方やものの見方を紹介し、日ごろから情報を目的に応じて素早く変換し、答えに近い値を見つける訓練をすることの重要性を説明。実践的な演習講義が展開されました。講義では、夏苅氏の「数的処理は問題数も多く、出来不出来が試験の合否を分けます。問題演習を数多くこなし、的確に解けるようになりましょう」とのアドバイスに熱心に耳を傾ける学生の姿が見られました。また、11月9日に行った面接試験対策は同じくTACの黒田眞介氏が講師を務め、横浜市や神奈川県庁、中央省庁などを例に公務員の業務について解説。さらにそれぞれの採用試験において重視されるポイントや事前準備のあり方、面接で想定される設問などについて詳細が語られました。

参加した学生たちは「地方公務員を希望しています。数学は以前から苦手でしたが、講師の先生が丁寧に指導してくださり勉強の仕方から理解ができました」「地元の市役所勤務を志望しています。講座で学んだ内容を生かして試験本番に備えていきます」「学部が開講してくれていることもあり、受講しやすいのもこの講座の特徴です。公務員を志望する後輩たちにもぜひ受講を勧めたいと思います」と感想を話していました。

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