法学部では政治経済学部と合同で2月3日に湘南キャンパス11号館を会場に、3年次生を対象とした就職支援講座「就活 スタート直前! 自己PR&志望動機対策講座」を開催しました。他学部の学生と合同で実施することで、学内にも多くの仲間やライバルがいることを認識し、企業から説明会情報など採用活動が解禁となる3月1日を前に、エントリーシートや面接で必要となる自己PRや志望動機の考え方をあらためて知ってもらうことが目的です。当日は両学部から約240名が参加し、メモを取りながら熱心に聴講しました。
講演に先立ち、本学部就職委員長の玉巻弘光教授が、「皆さんの中で就職したい業界の絞り込みは進んでいると思いますが、エントリーシートを書く際に、その業種に属する企業ならどこにでも使い廻しのできるような志望動機や自己PRを考えていては、内定を獲得できません。その企業が業界の中でどの様な役割を果たしているのか、どのような特徴を持っているのか分析し、それぞれにあったエントリーシートを作成してください。講座を参考にするのはもちろん、日ごろから業界紙やニュースを見て同業他社の違いを学ぶことも大切です」とあいさつしました。
続いて就職情報サイトを運営する(株)マイナビの田上潤平氏が、エントリーシート作成のポイントについて「エントリーシートは1日では完成しません。日々自分を見つめ直し、コツをつかむことが重要です」と解説。実際に大学生活を振り返る設問の書かれたワークシートを使って、自己分析を行いました。さらに、「読み手のことを考え、大事な内容は初めに書くこと」、「面接で聞かれたい内容を書くこと」、「回答に一貫性を持つこと」、「抽象的な表現は避け、一つの内容を掘り下げること」とエントリーシートにまとめるコツについて、回答例を示しながら説明しました。
参加した学生からは、「本格的な就職活動が始まる前に、あらためて自分を見つめ直すきっかけになりました」、「今までにも自己PRを考えていましたが、足りていない部分を確認できたのはもちろん、きちんと書けていた部分には自信を持つことができました」などの声が聞かれました。