

8月1日(土)、オープンキャンパスで学科特別企画を実施しました。高校生や保護者に本学科の学びや学生生活を具体的に知ってもらおうと企画したものです。4年次生の伊藤楓さん(山本ゼミ)と米田開理弥さん(保坂ゼミ)が、学科での学びや入試、教職課程、留学などについて、自身の経験を交えて紹介しました。山本志都先生はミニ模擬講義を担当しました。

伊藤さんは、もともと数学科への進学も考えるほど理系分野に関心がありましたが、道で困っている外国人を英語で助けられなかった経験から進路を見直し、本学科への進学を決めたといいます。英語に自信がなく迷っている高校生に向けて、レベル別・少人数制の授業があり、英語を母語とする教員とも話しやすい環境が整っていることを説明しました。また、学べるのは英語だけではなく、自身が関心を持っていたコミュニケーション学を深く学び、ゼミでは社会的課題と結びつけて考えられるようになった経験も語りました。
総合型選抜で入学した経験から、英語によるプレゼンテーションの準備や面接についても具体的に説明し、「完璧な英語を話すことよりも、自分の考えを伝えることが大切です」とアドバイスしました。現在ではアルバイト先で英語による接客もできるようになり、「英語が苦手でも、学び続ければ大丈夫」と励ましました。休憩時間にも10数名の保護者や高校生らが会場に残り、伊藤さんに熱心に質問していました。

来年4月から英語教員として歩み始める予定の米田さんは、教員免許取得を目指して学んだ4年間について紹介しました。卒業に必要な科目に加えて教職課程の科目を履修する大変さはあるものの、同じ志を持つ仲間と勉強会を開き、支え合いながら学ぶことができたと振り返りました。
米田さんは、ニューヨーク州のシラキュース大学に3カ月間留学した経験についても語ってくれました。現地での生活を通して、小さな間違いを恐れなくなり、予期せぬ出来事への対応力や自信が身についたそうです。留学中にできた友人とは帰国後も日常的に連絡を取り合い、その交流が英語力をさらに磨く機会にもなっています。
高校時代は引っ込み思案だったという米田さんは、教職、留学、ボランティアなどへの挑戦を通して大きく変化した自身を振り返り、「大学は、自分がやりたいことを好きなだけ突き詰められる場所です」と伝えました。休憩時間にも保護者や高校生に積極的に声をかけ、インクルーシブな雰囲気をつくってくれていました。

山本先生は、英語を使ってグローバルな場で活躍する企業の人々が、なぜ異文化コミュニケーションに注目しているのかについてお話しされました。言葉を聞き取り、意味を理解できても、相手との間にすれ違いが生じることは、外国語だけでなく日本語でも起こります。だからこそ、相手との「あいだ」をつなぎ、共に参加できる場をつくるためのコミュニケーションが必要であり、こうした力は英語力だけでは身につかないため、本学科では「英語+専門性」を掲げていると強調されました。


企画終了後には、山本先生と学生2名が近隣のカフェ「六月園」で振り返りを行い、参加者とのやりとりについて語り合いながら、和やかな時間を過ごしました。本学科は、学生と教員が気軽に言葉を交わし、互いに学び合う、和気あいあいとした学科です。
暑いなか、参加してくださった大勢の保護者と高校生のみなさまに、改めて感謝を申し上げます。