文学部「知のコスモス」第 31 回(旧「知のコスモス」から通算第 384 回)「牛久沼のほとりへ橋を架ける~住井すゑ文学館開館事業を記念して~」を開催します

 住井すゑはベストセラー『橋のない川』などで知られる作家です。昭和 10 年(1935)より夫であり同じく作家の犬田卯(しげる)と茨城県牛久市城中町に住み、作家活動を終生続けました。

 2021 年 11 月に住井・犬田の旧邸宅を改修した牛久市住井すゑ文学館が開館しました。東海大学文学部日本文学科は、旧邸に残された厖大な資料群の調査研究・整理に開館前より携わっています。この作業は開館後も継続され、本年度より科学研究費助成事業の研究課題として採択されました。
 本シンポジウムでは牛久市教育委員会のスタッフを交え、文学館の設立と運営、所蔵資料の保存・整理、文学作品と資料に関わる調査・研究といった豊富な論点から発表・ディスカッションを行ないます。官学連携の橋をかけ、地域の文化事業と文学研究とが交差する〈社会〉と〈学問〉の豊かな関係性を考える機会となることを目指します。

日時:2023年3月18 日(土)13:30~17:00
会場:東海大学湘南キャンパス11 号館 11-206
※入場自由・無料

〔司会・パネラー等〕 ※プログラムや各発表内容はチラシを参照
伊藤一郎(東海大学名誉教授)
木本挙周(茨城県牛久市教育委員会文化芸術課)
有薗舟仁(茨城県牛久市教育委員会文化芸術課)
飛鳥川みつき(茨城県牛久市教育委員会文化芸術課)
千金楽健(東海大学文学部日本文学科非常勤講師)
早乙女牧人(東海大学文学部日本文学科非常勤講師)
司会:安達原達晴(東海大学文学部日本文学科講師)

主催:東海大学文学部日本文学科
共催:牛久市住井すゑ文学館

〔お問い合わせ先〕
 東海大学文学部日本文学科 安達原達晴
 E-mail:at868644@tsc.u-tokai.ac.jp

〔交通アクセス〕 ※自動車でのご来場はご遠慮ください。
 《小田急電鉄》
  小田急線(新宿より快速急行約60分、小田原より約25分)「東海大学前」駅下車徒歩約15 分、または『秦野駅行き』『下大槻団地行き』バス(約5分)で「東海大学北門」下車すぐ
 《JR東日本》
  JR東海道線「平塚」駅下車『東海大学行き』または『秦野駅行き』バス(約30分)で「東海大学正門前」下車徒歩約5分

※新型コロナ感染症防止のため、ご入場の際はマスクの着用をお願いします。また、ご体調がすぐれない場合はご来場をお控えください

※このシンポジウムは科学研究費助成事業「旧住井すゑ・犬田卯邸宅資料の調査研究に基づく〈文学と社会〉の包括的考察」(基盤研究(C)22K00348)の成果の一部である。