本ニュース記事では、海洋学部環境社会学科の李准教授らが準備を進め、間もなくスタートされる「漁(りょう)する女子ジャパン(Girls Who Fish Japan)」プログラムについて取り上げられています。本プログラムは、カナダ・ニューファンドランド地域で実施されている「漁する女子カナダ」プログラムにインスパイアされ、日本の漁業におけるジェンダー問題の意識を高めることを通じて、「魚離れ・漁業離れ」の現状を改善し、特に女性の漁業への認識・参画を高めることをねらいとして企画されたものです。
CBCの取材に応じた李准教授は、プログラムを日本で導入しようとしたきっかけについて「日本では、女性に特化した教育プログラムが少なく、ご縁があり本プログラム*に娘と一緒に参加した際、日本でもこのようなプログラムが必要なのではと感じました」と語り、「女子・女性が、このプログラムから学ぶことは、漁業のことだけではなく、漁村地域全体についてであった」と、プログラムの特徴や理念等について説明。
この「漁する女子ジャパン」の実施は、日本の小規模漁業・沿岸漁業を研究する「TBTI Japan研究ネットワーク」によるコーディネートのもと、東海大学海洋学部、清水漁協・用宗支所、漁する女子カナダ、静岡県水産・海洋局、静岡県水産海洋技術研究所、静岡市経済局農林水産部・水産漁港課、静岡県漁業協同組合連合会、うみひとネット、V2V Japan、その他の漁協・国際プロジェクト・大学・研究ネットワーク等が連携しながら進め、本学からは李准教授他、同学部の関いずみ教授、平塚聖一教授、中村雅子准教授が共同コーディネーターを務める予定です。
CBC ニュースは、こちらからご参照ください(英文)
https://www.cbc.ca/news/canada/newfoundland-labrador/girls-who-fish-japan-1.6100985
7月19日(月)から参加者の募集が始まる「漁する女子ジャパン」のポスターはこちらからご参照ください
https://drive.google.com/file/d/1dpAAcs2QS4vopnThy_rxXAljSn2TAWFJ/view?usp=sharing
*李准教授は、2019年度に本学の特別研究休暇制度(通称:サバティカル)を利用し、カナダのニューファンドランドメモリアル大学で研究活動を行いました。過去の関連記事(カナダのThe Telegram, 2020年3月30日 英文)も併せてご参照ください。