総合医学研究所が「2026年度第1回公開セミナー」を開催しました

総合医学研究所では5月19日に伊勢原キャンパス・医学部付属病院内のレストランで、「2026年度第1回公開セミナー」を開催しました。このセミナーは、所員の研究の発展や学内外の研究者との共同研究の推進を目指して実施しています。今回は、臨床系研究者(医師)の共同研究への参画を募るため、本研究所の臨床開発部門長を務める津川仁准教授(医学部医学科基礎医学系生体防御学領域)が、「基礎と組む、臨床と組むその意義と方法」をテーマに講演。所員や医学部の教員をはじめ、大学院生や医学部付属病院の医療従事者ら多数が参加しました。

津川准教授は、基礎と臨床の研究者が協働する意義を、「基礎系研究者にとっては自分の研究を臨床に還元するチャンスとなり、臨床系研究者にとっては患者の病態と基礎研究との相関性を確認する機会になる」と指摘し、基礎系と臨床系の研究者が集う自身のチームとその業績を紹介しました。また、今と未来を生きる人々に“次への挑戦”を呼びかけた宇宙飛行士ジェレミー・ハンセンの言葉を引用し、「基礎も臨床も関係なく、医学部に在籍することを誉れとして強い信念と目的意識を持ち、目の前にいる患者と未来の患者のために挑むことが大切」と語り、その目的を達成するためのチームづくりのポイントを説明しました。終了後には参加者が食事をしながら、リラックスした雰囲気で意見を交わす姿が見られました。

本研究所の稲垣豊所長は、「基礎医学と臨床医学の融合により、疾患の病態解明や新たな診断・治療法を開発して社会に貢献することが本研究所の目的であり、そのためには、学内外の研究者との共同研究が不可欠です。働き方改革が進められる中、特に医師の研究を支援する仕組みを整え、基礎系の教員との共同研究を促すことも本研究所の役割であり、今回のセミナーもその一環で企画しました。今後も交流の場を設け、共同研究のさらなる推進や所員の研究の活性化につなげたい」と話しています。

※津川准教授が展開する研究の詳細は、下記URLからご覧いただけます。
https://sites.google.com/view/host-defense-mech-transkingdom/home