医学部の今井仁助教(医学部医学科)の研究がこのほど、東海大学総合研究機構の2022年度「クラウドファンディング型社会発信研究補助計画」の一次採択に選出され、3月30日(木)まで学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」で研究資金の寄付を募っています。
この取り組みは、「academist」を運営するアカデミスト株式会社と総合研究機構のパートナーシップ契約に基づき学内公募したテーマの研究費の支援を、寄付金額が目標に達した場合のみ成立する「All or Nothing型」で募り、研究遂行に必要な経費の半分を獲得した際に残りの研究費を同機構が補助する制度です。
今井助教の研究は「スマートウォッチで潰瘍性大腸炎の新しい診療技術を確立する!」がテーマ。
この研究を通して成し遂げたいことは、「難病指定となっている「炎症性腸疾患」という病気は、潰瘍性大腸炎とクローン病という2つが主に含まれ、現在日本では約30万人近くの患者さんがいます。この病気を発症してしまうのが10-30代の若い人に多く、ちょうどその時期は就学・就労や結婚・出産などの重要なライフイベントが重なる時期です。例えば、大事なテストの時、目指していた就活の日などに下痢・腹痛で万全になれないこともあるかもしれません。また、潰瘍ができた腸管では栄養の吸収ができずに貧血や倦怠感に悩む人もいます。私は、日々進歩する医学研究や医療技術により、炎症性腸疾患の患者さんたちがおなかの症状から解放され、気力と体力も取り戻して、自分自身が思い描く人生設計を送れるようになることを実現してほしいと思っています」と、今井助教は熱く語っています。
詳細は以下のリンクよりご確認ください。
https://academist-cf.com/projects/285?lang=ja