東海大学では8月5日に、北海道北広島市・エスコンフィールドHOKKAIDOで行われたプロ野球公式戦・北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズの試合を「東海大学DAY – United in Blue Pride and Passion – 」としてサポートしました。株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメントの協力を得て2023年度から実施しているもので、学生や教職員がイベントの企画・運営を担当しました。






体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の学生たちは、班に分かれてさまざまな企画を準備。不要になったTシャツを使ったエコバック制作ワークショップは今年も長蛇の列ができる盛況ぶりで、スマートフォンで回答する「環境クイズ」や、手持ちパネルのフォトスポットも人気を博していました。試合前にはファイターズの伏見寅威選手(体育学部2012年度卒)が激励に訪れ、「学生時代に学んだことは社会に出てからも役立ちます。学生生活を楽しんで、頑張ってください」とエールを送りました。在学中に伏見選手の指導教員だった生涯スポーツ学科の吉岡尚美教授も同席し、伏見選手からサインボールなどが贈られました。





グラウンドでは、学生が制作した動画が大型ビジョンに映し出され、ラグビー日本代表のリーチマイケル選手(同10年度卒・東芝ブレイブルーパス東京)がメッセージを寄せました。学生らが「GO TOKAI」のボードを掲げて走る「ベースランニング」を実施した後、学生統括の樋川遥さん(2年次生)と蓮尾采美さん(同)が、農学部が産官学連携で開発した芋焼酎「阿蘇乃魂」などの記念品目録をファイターズの選手に贈呈。始球式は、本学科卒業生でプロバスケットボールリーグ・レバンガ北海道の島谷怜選手(2022年度卒)が務め、「在学中からイベントの運営などを積極的に行う学科で、私自身も男子バスケットボール部の試合を盛り上げてもらいました。先生方や同級生、先輩・後輩のおかげでいい学生生活を送れたと誇らしく思い出します。緊張しましたが、いい球が投げられてよかった」と語りました。5回終了後には、球団オフィシャルチアチームのファイターズガールと共に「YMCA」のダンスを披露。7回終了時には大型ビジョン抽選会も行い、当選者に柔道男子日本代表前監督の井上康生教授(スポーツプロモーションセンター)や柔道女子日本代表監督の塚田真希准教授(同)のサイン色紙や東海大グッズなどを手渡しました。試合はファイターズが6―1で勝利し、活躍した選手たちに小棚愛菜さん(2年次生)がMVP賞の目録を送りました。




指導に当たった大津克哉准教授は、「イベント開催も3年目を迎え、先輩学生から後輩学生に多くの知識や経験が受け継がれ、準備もスムーズに進められていました。スタンドを埋める多くのお客さまからの声援を肌で感じ、学生にとって大きな経験になったと思います」とコメント。学生統括の蓮尾さんは、「これほど大きな規模のイベント運営に携わるのは初めての経験でしたが、座学でリスクマネジメントなども学んできたので臨機応変に対応できました。スポーツの裏側を体験することで、漠然としていた将来の目標も明確になってきました」と語り、樋川さんは、「東海大学DAYをみんなでつくり上げ、多くの経験ができました。10月には湘南キャンパスで男子バスケ部のホームゲームを運営するので、学びを次につなげたい」と話していました。

なお、今回の実習は東海大学DAYの運営を含めた4日間のプログラムで実施しました。前日の4日にはFビレッジ周辺や球場を視察し、6日にはファイターズの試合でイベント興行のオペレーション(球場入場のアテンド、サンプリング配布、座席案内)を体験。最終日にはファイターズ職員に向けて実習での学びについてプレゼンテーションしました。

