山下泰裕副学長が全日本柔道連盟の会長に就任しました

本学の山下泰裕副学長(スポーツ・社会連携担当/体育学部武道学科教授)が、6月23日に東京都内で開かれた全日本柔道連盟の評議員会で理事に再任され、直後に開かれた臨時理事会での互選で会長(代表理事)に選任されました。定年制によって勇退した宗岡正二前会長の後を受け、第5代会長として日本柔道界をけん引していきます。

山下副学長は、付属相模高校、東海大学を通じて各大会で活躍。全日本選手権大会9連覇や世界選手権95kg超級3連覇、ロサンゼルス五輪無差別級金メダルなど輝かしい成績を残してきました。選手引退後も本学体育学部武道学科の教員として教鞭をとる傍ら、本学柔道部監督をはじめ全日本柔道連盟男子強化コーチやアトランタ及びシドニー五輪の日本代表監督を務めるなど指導者としても実力を発揮してきました。また学内においては、2009年から11年まで体育学部長を務めたほか、10年からは学校法人東海大学理事・評議員、11年10月からは副学長と要職を歴任。学外においても13年6月から日本オリンピック委員会理事、同年8月には全柔連外部から着任した宗岡会長の指名を受け、全柔連副会長に就任し、柔道界における暴力根絶など諸問題の解決に尽力してきました。さらに、特定非営利活動法人柔道教育ソリダリティーの理事長としても、柔道の国際的な普及や異文化理解を進める活動などに携わっています。

臨時理事会後に宗岡前会長とともに記者会見した山下副学長は、「都道府県連盟や学生柔道連盟など各組織と協力して、安心安全で清廉潔白な柔道界を築き、青少年に夢を与えていきたい。また、19年には世界選手権が東京で開かれ、20年には東京オリンピックを迎えます。代表チームは、素晴らしい強化委員長、男女代表監督が就任しており、私から見ても非常によく頑張ってくれています。その中で私の役割は、柔道界内外からの力を結集し、現場の指導陣が力を発揮し、選手たちがのびのびとやれる環境を整える側面からの支援です。若い選手もかなり育ってきており、20年が楽しみな選手も多い。多くの国民の期待に応えてくれる試合を見せてくれると期待しています。両大会での成功に向けて日本の柔道界を挙げて全力を尽くしたい。まじめにひたむきに取り組むのが私のカラー。多くの人の声に謙虚に耳を傾け、柔道界の発展に寄与していきます」と意気込みを語りました。

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