「平成30年度東海大学健康クラブ・市民健康スポーツ大学」の開講式を行いました

6月2日に伊勢原キャンパスで、「平成30年度東海大学健康クラブ・市民健康スポーツ大学」の開講式を行いました。この講座は、東海大学と伊勢原市が提携し、市民の健康づくりや体力の向上を目指して2009年度から実施しているものです。体育学部や健康学部、医学部、健康科学部の教員らで構成する「東海大学健康クラブ」のメンバーが講師を務め、栄養学や生活習慣病、認知症予防、社会保障制度に関する講義、体力づくりのトレーニングなど年間72回の講座を開きます。10回目となる今年度は、過去の受講生からの要望に応えて受講システムを改正。必修の18講座は土曜日に実施し、ヨガや筋力トレーニングなど平日に行うスポーツ教室を自由選択としたほか、最長3年だった制限を廃止して何年でも受講できるようになりました。同市の広報を通じて募集した結果、今年度は50代から70代の84名(女性60名、男性24名)が入会。開講式には75名が出席しました。

本クラブ副会長を務める体育学部生涯スポーツ学科の三田信孝教授の開式のことばに続き、会長の沓澤智子健康科学部長が登壇。「体だけでなく心や社会生活を含めた総合的な健康について、皆さんとともに考え、学んでいきたいと思います。ぜひ1年間、続けてください」とあいさつしました。来賓として臨席した伊勢原市の宍戸晴一副市長は、「楽しみながら真剣に健康づくりに励むとともに、この講座で学んだことを家族や地域で役立ててください」と激励。最後に、本クラブ副会長で健康学部健康マネジメント学科の池内眞弓准教授が、講座の趣旨やこれまでの経緯などを説明しました。

開講式後には今年度第1回の講座を実施。本学大学院体育学研究科の修了生で、運動指導などに取り組んでいる位髙駿夫氏(株式会社ハイクラス代表取締役)が、「健康クラブ実施の背景を知る・健康づくりが必要な理由」をテーマに、本講座の意義や運動の重要性について解説しました。続いて、同じく体育学研究科修了生で同社スタッフの岡本尚己氏が「健康づくりに必要な運動とは?」と題して、さまざまな運動を組み合わせたバランスのよいトレーニングの大切さについて説明。最後に受講者がグループに分かれ、自己紹介を兼ねたゲームに取り組みました。終了後は会場を移して懇親会を行い、受講者同士や教員らとの親睦を深めました。

「数年前に3年間継続して”卒業”したが、再受講が可能になったという知らせをもらい、すぐに夫婦で申し込んだ」という受講生は、「前回の参加を機に健康を意識して生活するようになったものの、運動しようと思ってもなかなか続けられませんでした。再び受講できてうれしい。仕事をしているので土曜日がメーンですが、平日もできる限り参加し、2人で1年間、頑張ります」と意気込みを話していました。

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