「東海大学健康スポーツ科学セミナー・湘南望星ゼミナール」を開催しました

湘南キャンパスで11月27日に、「2019年度第3回東海大学健康スポーツ科学セミナー・2019年度第2回湘南望星ゼミナール」(主催=学校法人東海大学望星学塾、大学院体育学研究科、体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科、協賛=秀和ビルメンテナンス株式会社)を開催し、学生・教職員合わせて約120名が参加しました。

初めに、望星学塾の橋本敏明副塾長があいさつに立ち、湘南望星ゼミナールの成り立ちを紹介。続いて講師の岡田明氏(日本IBM GSB事業本部MiX IBM SPORTSプロデューサー)が登壇し、「SPORTS×Technologyデジタルツイン グローバルプラットフォームを使いこなせ」をテーマに講演しました。IBMが手掛けるスポーツ事業を紹介するにあたり、プレー中の動作をほぼリアルタイムでサイバー空間上に再現する「デジタルツイン」について解説。IoTの進化によって双子のように再現されるデジタルツインの事例を紹介し、「試合で抽出するボールの回転数や選手の走行距離といった情報は、選手のパフォーマンスを測るだけではなく、ファンがより試合を楽しむためのコンテンツにもなり得ます」と説明。テニスのウィンブルドン選手権での事例として、ダイジェスト映像の即時配信や試合状況をチャットボットで自動返信するシステムなど、人工知能を用いた新しい観客体験の形を紹介しました。

続いて、学生たちがテクノロジーを用いた新しいサービスを考案するワークショップに挑戦。「ホログラフィーで再現した選手と写真を撮れるブースの設営」「試合やイベントの盛り上がりを数値化し、どの場面で観客が最も盛り上がったかを計測するシステム」など、さまざまな案が発表されました。岡田氏は、「皆さんが考えてくれたアイデアはすべてコンテンツですが、デジタルを用いて何かを発信していくにはそのコンテンツが肝になります。テクノロジーは手段の一つ。うまく共存していくことでスポーツビジネスの見え方も変わると思います」と語りかけました。

健康スポーツ科学セミナー・望星ゼミナール (1).jpg

健康スポーツ科学セミナー・望星ゼミナール (2).jpg

健康スポーツ科学セミナー・望星ゼミナール (3).jpg