体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の大津克哉准教授が、10月26日に埼玉県越谷市・イオンレイクタウン kazeで開催された「みんなで繋ぐ未来!ソリ競技体験会Presented by E N E O S」のスペシャルトークショーに登壇しました。日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟からの依頼を受けたもので、当日は共に3大会の冬季五輪日本代表を務めた勅使河原郁恵氏(スピードスケート)と小口貴久氏(リュージュ)と、「地球温暖化と冬季競技の未来」をテーマにした公開ディスカッションに臨みました。

大津准教授は、地球環境問題を概観するとともに平均気温の上昇によるスポーツへの影響を解説。「気候は人類に都合よく変動してくれることはなく、私たち人間側が適応していくしかありません。自然保護や環境保全の義務を踏まえてスポーツが環境と調和して発展していくためには、スポーツ界全体で取り組んで行く姿勢が求められます。しかし、スポーツと環境の関係においてはまだ当事者や現場に目が向いていない状況です。まずはその問題性を喚起することが求められています」と話しました。その後は、パリ五輪における環境問題解決への取り組みとして、脱プラスチック、ゼロエミッション車の活用、サーキュラーエコノミー戦略などを紹介し、登壇したオリンピアンと議論し、来場者との質疑応答を展開しました。


