理学部と工学部が4月24日に湘南キャンパスで、特待生など優秀な成績で入学した新入生を対象とした「特待生ステップアップフォーラム」を合同で開催しました。特待生および付属高校の特学特賞受賞学生が充実した学生生活を送るためのモチベーションを高め、学習意欲のさらなる向上につなげてもらおうと初めて開催しました。



約40名の新入生が参加した当日は、新屋敷直木理学部長と山本佳男工学部長が、「学部長として理工系学生に期待すること」をテーマに、学業に向かう姿勢や大学生活を充実させるための心構えについて講義。まず新屋敷学部長が、理学を学ぶ意義や卒業後の進路について解説し、「高校時代に優秀な成績をおさめていても、大学では目標が見えにくくなってしまうことがあります。主体的に目標を設定し自律的・継続的に学ぶ姿勢が大切です」と語り掛けました。新屋敷学部長は、「基礎研究でもある理学は、アインシュタインの相対性理論がGPSの開発につながったように、“まだ世の中に存在しないもの”を生み出す土台になる学問。受験のように“解けること”に固執せず、知的好奇心をフル活用して探究を楽しんでほしい。自然の解明・自然の力の応用という理学の営みは、“我々は何者か”という人間の根源的問い問いに通じ、時間を投じて学べば想像できない未来が拓けます」と話しました。
山本学部長は、「大学生の本分は言うまでもなく学業第一です。長い人生で大学は通過点であり、成績は奨学金の取得や大学院への進学、就職に直結するため、日々の努力が不可欠です。そのうえで学業だけに4年間を費やすのはもったいないことです」と語り、本学独自の留学制度や海洋調査研修船「望星丸」を使用して海外の諸外国を訪問する海外研修航海、学生主導のプロジェクト、部活やサークル、ボランティアなど活発な課外活動の概要を紹介。「すでに夏季休暇中の留学を決めた新入生もいます。オーストラリア大陸を縦断するソーラーカーレース『ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ』に出場したToCoチャレ『東海大学ソーラーカーチーム』では工学部の女子学生がドライバーを務めたこともあります」と学生の活動の一端を披露し、「東海大では学生生活を充実させるさまざまな仕掛けを提供しています。学業で知識を身に着けることに加え、多彩な経験を積んで個人のスキルを磨いてほしい。長期休暇と空き時間を計画的に活用し、英語力・コミュニケーション力、チーム力を身に着け、個人の付加価値を高めてください」と話しました。最後に不安や不明なことはカレッジオフィスや担当教員に相談するよう呼びかけ、「中長期的な進路の選択肢として、ぜひ大学院への進学も視野に入れてほしい」と締めくくりました。

聴講した工学部の新入生は、「第一志望の学部に入れてうれしい。大学の制度を活用し、未来に貢献できる人間になりたいです」と目を輝かせました。理学部の新入生は、「好きな化学の学びを深めたい。さまざまな機会を得てコミュニケーション力を磨きたいと思います」と話しました。