「子ども大学ひらつか 奏(かなで)アカデミー東海大学」を開催しました

理学部物理学科の藤城武彦教授と本学部の学生が中心となって活動している理科教育推進サークル「Supporting Science Experiment(SSE)」が11月25日に湘南キャンパスで、「子ども大学ひらつか 奏(かなで)アカデミー東海大学」(主催:平塚市教育委員会、協力:東海大学)の授業を担当しました。この催しは、平塚市と本学の交流協定に基づく事業の一環として、毎年、子どもたちの知的好奇心や感性を育てることを目的に本学教員と学生が地域の小学生に科学教室を開講するものです。市内在住の小学4年生から6年生まで約50名が参加しました。

藤城教授は「電気と磁石の不思議を探る」と題して、アルミホイルやクリップ、IHコンロなど身の回りにあるものを使って電力と磁力の関係を学ぶ体験実験を実施。その後SSEのメンバーが「身の回りの科学」をテーマに、錯覚を利用した実験や偏光板を使った万華鏡工作など6つのブースに分かれて科学実験教室を行いました。

教室終了後、SSEの学生は、「かみくだいて小学生に説明するよう意識しました。実験で驚いてくれたり、楽しんでくれたりした様子だったのが印象的でした」「今日の参加者は積極的な小学生が多く、たくさん質問をしてくれてうれしかった。理科への興味を持つきっかけになってくれたら」と話しました。

参加者からは「工作が特に楽しかった。偏光板を使った万華鏡はキラキラしていてきれいだった」「普段はくっつかないクリップが磁石にくっつく様子を見て、理科って不思議だなと思いました」とコメント。保護者からは「子どもは6年生ですが、毎年“今年も行きたい”というので4年生の時からずっと参加しています。毎回目を輝かせて楽しそうにしている姿が印象的です」「大学生とかかわることで『大学は楽しいところ』と認識してくれたようです。勉強への意欲につながってくれればうれしい」といった感想が寄せられました。

なお「子ども大学ひらつか」は11月18日にも実施され、チャレンジセンターの岡田工教授が「楽しい真空実験」、文学部の平野葉一教授(東海大学副学長)が「算数マジック教室」で、それぞれ講義を担当しました。

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